特許
J-GLOBAL ID:200903085833492030

射出成形品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三浦 良和
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-277178
公開番号(公開出願番号):特開平8-118398
出願日: 1994年10月18日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 機械的強度に優れた薄肉成形品となりうる射出成形体を提供する。【構成】 異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂(A)と異方性溶融相を形成し得る液晶性ポリマー(B)からなる組成物の射出成形品であって、(1)液晶性ポリマー(B)が平均アスペクト比6以上の繊維状で熱可塑性樹脂(A)のマトリックス相に分散し、(2)射出成形品を無負荷で前記液晶性ポリマー(B)の融点以上の温度条件下の溶融を経て冷却させたときに液晶性ポリマー(B)が重量平均粒径10〜40μmの範囲にありかつその80重量%以上が粒径0.5〜60μmの範囲にあるように熱可塑性樹脂(A)のマトリックス相に島状にミクロ分散しており、(3)射出成形品の曲げ弾性率が40,000kg/cm2以上であり、(4)射出成形品を再溶融させ、前記液晶性ポリマー(B)の融点よりも10°C高い温度、剪断速度1200sec-1の条件下で測定した溶融粘度が400〜2,500ポイズの範囲にあり、電子機器のハウジングに適する。
請求項(抜粋):
異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂(A)99〜50重量%と異方性溶融相を形成し得る液晶性ポリマー(B)1〜50重量%(両者の合計100重量%)からなる熱可塑性樹脂組成物の射出成形品であって、(1)液晶性ポリマー(B)が平均アスペクト比6以上の繊維状で熱可塑性樹脂(A)のマトリックス相に分散し、(2)射出成形品を無負荷で前記液晶性ポリマー(B)の融点以上の温度条件下の溶融を経て冷却させたときに液晶性ポリマー(B)が重量平均粒径10〜40μmの範囲にありかつその80重量%以上が粒径0.5〜60μmの範囲にあるように熱可塑性樹脂(A)のマトリックス相に島状にミクロ分散しており、(3)射出成形品をASTM D790に従い測定した曲げ弾性率が40,000kg/cm2以上であり、(4)射出成形品を再溶融させ、前記液晶性ポリマー(B)の融点よりも20°C高い温度、剪断速度1200sec-1の条件下で測定した溶融粘度が400〜2,500ポイズの範囲にあることを特徴とする射出成形品。
IPC (7件):
B29C 45/00 ,  C08J 5/00 CFD ,  C08L101/00 LSY ,  C08L101/12 LTB ,  B29K 67:00 ,  B29K 69:00 ,  B29L 31:34
引用特許:
審査官引用 (1件)

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