特許
J-GLOBAL ID:200903085872585657

高い分散能および良好な耐摩耗性を有するエンジン油

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-197651
公開番号(公開出願番号):特開平8-060173
出願日: 1995年08月02日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【課題】 ポリマー添加剤を含有するエンジン油およびギヤ油中の窒素含量または灰形成性のリン含量が少ない、高い分散能および良好な耐摩耗性を有するエンジン油およびギヤ油の提供。【解決手段】 エンジン油およびギヤ油が添加剤として、α)酸化防止剤および耐摩耗性剤としての亜鉛化合物、β)分散作用を有するポリマー成分PCとして、アルキル(メタ)アクリレート、少なくとも1つの官能化されたアルキル(メタ)アクリレートおよび1つまたは複数のモノマー、および1-アルケンから構成されているオリゴマーおよび/またはコポリマーを使用する。【効果】 パッキング材料に対する優れたエラストマー融和性、および添加される油の低い摩耗の利点を有し、従って常用の耐摩耗性添加剤の含量が減少されるので、内燃機関での触媒作用を損なう危険が減少し、同時に生態学的負荷を減少させる。
請求項(抜粋):
ポリマー添加剤を含有する、市販のSAEのシングルグレード粘度番号およびマルチグレード粘度番号を基礎とする、高い分散能および良好な耐摩耗性を有するエンジン油およびギヤ油において、該エンジン油およびギヤ油には、添加剤として、α)リン化合物を含有する自体公知のヘビーデューティー添加剤(HD-添加剤)、β)分散作用を有するポリマー成分PCとして、(PC中のモノマーの全量に対して)60〜99.5重量部の割合の式I:【化1】[式中、Rは水素またはメチルを表わし、R1 は炭素原子6〜24個を有するアルキル基を表わす]で示されるアルキル(メタ)アクリレート、モノマー(I)と(II)との合計に対して0.5〜40重量部の割合の式II:【化2】[式中、R’は水素またはメチルを表わし、R2 は少なくとも1つのOH基で置換された、炭素原子2〜6個を有するアルキル基を表わすか、またはポリアルコキシル化された基:【化3】(但し、R3 およびR4 は水素またはメチルを表わし、R5 は炭素原子1〜40個を有するアルキル基またはアルキルアリール基を表わし、nは1〜60の整数であり、およびnが少なくとも2である場合には、R5 は水素を表わしてよい)を表わす]で示される少なくとも1つの官能化されたアルキル(メタ)アクリレート、および[モノマー(I)と(II)との合計に対して]0〜20重量部の割合の式III:【化4】[式中、R’’は水素またはメチルを表わし、R6 は炭素原子1〜5個を有するアルキル基を表わす]で示される1つまたは複数のモノマー、および[モノマー(I)と(II)との合計に対して0〜50重量部の割合の]式IV:CH2 =CHR7 (IV)[式中、R7 は炭素原子4〜40個を有するアルキル基を表わす]で示される1-アルケンから構成されているコオリゴマーおよび/またはコポリマーが使用されており、この場合a)式IおよびIIの成分は補充されて100重量%になりし、かつb)ポリマー添加剤成分PCの含量は添加される鉱油中で0.5〜50重量%の範囲内にあり、かつc)リンの含量は添加される鉱油中で0.08重量%の数値を超過しないことを条件とすることを特徴とする、高い分散能および良好な耐摩耗性を有するエンジン油およびギア油。
IPC (5件):
C10M161/00 ,  C10M137:10 ,  C10M145:14 ,  C10N 30:06 ,  C10N 40:04
引用特許:
審査官引用 (9件)
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