特許
J-GLOBAL ID:200903085922438189

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-184338
公開番号(公開出願番号):特開平5-026186
出願日: 1991年07月24日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】【目的】冷凍空調用・冷蔵庫用等の冷媒用圧縮機として用いられるスクロール圧縮機において、運転中での変形に伴うラップ間の強い当たりや摺動部での異常な摩耗の発生による圧縮機の性能低下を防ぐ。【構成】旋回スクロールの鏡板外周部のスラスト摺動面に表面硬化処理を施し、ラップ部と鏡板部6aとに馴染層32を付け、鏡板外周部のスラスト摺動面での馴染層32の厚さをラップ部側のそれより小さく設定する。旋回スクロール6に軽量材のアルミ合金を、固定スクロールには鋳鉄材を使用したスクロール圧縮機では、旋回側のラップ中心部の高さが外周ラップ部より数十μ低くなるようなテーパ状のラップ高さとし、旋回スクロール6のラップ部と鏡板部6aとに馴染層32を均一に付着させる。
請求項(抜粋):
円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スクロール部材及び旋回スクロール部材を、前記ラップを内側にしてかみ合わせ、前記旋回スクロール部材を回転軸に連設する偏心軸部に係合し、前記旋回スクロール部材を自転することなく固定スクロール部材に対して旋回運動させ、前記固定スクロール部材には中心部に開口する吐出口と外周部に開口する吸入口を設け、前記吸入口よりガスを吸入し、両スクロール部材で形成される圧縮空間を中心に移動させ容積を減少してガスを圧縮し、前記固定スクロール部材の鏡板部中央部の吐出口より圧縮ガスを吐出するスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの前記鏡板の外周部のスラスト摺動面に表面硬化処理を施すとともに、前記旋回スクロールのラップ部と前記鏡板部とに馴染層を付け、前記鏡板外周部のスラスト摺動面での前記馴染層の厚さをラップ部側の前記馴染層厚さより小さく設定したことを特徴とするスクロール圧縮機。

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