特許
J-GLOBAL ID:200903085931875923

液体封入防振マウント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-267274
公開番号(公開出願番号):特開平8-128491
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 仕切り部の密着性を高めてオリフィス流路の短絡を無くし、ダンピング性能低下を防ぐことと、組み立てを容易にする。【構成】 本体部1と中間部2と蓋部3とこれらの間を満たすダンパー液4からなる液体封入防振マウントにおいて、本体部と中間部の間の第1液室100と、中間部と蓋部の間の第2液室200とを結ぶオリフィス流路300を仕切る、仕切り壁23の外周面を大きめの傾斜面として、これに当接する蓋部3の内周面をロート状に形成して、本体部のかしめ壁122を内側にかしめて本体部と中間部と蓋部とを組み立てる際、蓋部の内周面で仕切り壁を軸方向および半径方向に押圧することにより、自然に押圧力が生じ、仕切り壁でオリフィス流路を確実に仕切るように構成した。
請求項(抜粋):
軸金具と、一端に第1フランジ部と該第1フランジ部の外周端より立ち上がるシリンダ状のかしめ壁とをもつ第1外筒金具と、該軸金具と該第1外筒金具間を連結する弾性部材とからなる本体部と、該第1フランジ部に積層されかしめにより押圧される第2フランジ部と、該第2フランジ部の内周端に連接しシリンダ状に立ち上がる内壁部とをもつ仕切り金具と、該内壁部で区画される孔を塞ぐ弾性体よりなる可動部と、該第1フランジ部と背向する該第2フランジ部の背向面とこれに連なる該内壁部の外周面とでオリフィス流路の一部を形成するとともに、該第2フランジ部の背向面と該内壁部の外周面の一部に設けられた弾性体よりなる該オリフィス流路を仕切る仕切り壁と、該仕切り壁に隔てられた両側の該オリフィス流路に設けられた一対の連通孔とからなり、該本体部との間で第1液室を形成する中間部と、該第2フランジ部に積層されかしめにより押圧される第3フランジ部と、該内壁部の端面と当接し、該中間部との間に形成される第2液室と該オリフィス流路とを分ける第4フランジ部と、該第3フランジ部と該第4フランジ部を連接する立壁部とからなる第2外筒金具と、該第4フランジ部に設けられたダイヤフラムとからなる蓋部とを有し、該第1液室と該第2液室と該両液室に該両連通孔を介して通じる該オリフィス流路とを満たすダンパー液を持つ液体封入防振マウントにおいて、前記第2外筒金具の立壁部は、前記第3フランジ部から前記第4フランジ部に近づくにつれ径が小さくなるロート状となり、かつ前記中間部の前記仕切り壁の該立壁部と当接する面は、該立壁部内周面より寸法大なる傾斜面となり、前記本体部のかしめ壁を内側にかしめて、該本体部の前記第1フランジ部と該かしめ壁との間に前記中間部の前記第2フランジと前記蓋部の前記第3フランジ部を挟持する際、前記蓋部の前記立壁部で前記仕切り壁を軸方向および半径方向に押圧することにより、前記仕切り壁で前記オリフィス流路を確実に仕切るように構成したことを特徴とする液体封入防振マウント。
IPC (2件):
F16F 13/06 ,  B60K 5/12

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