特許
J-GLOBAL ID:200903085957043012

電力変換器の電流制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-256452
公開番号(公開出願番号):特開平11-098900
出願日: 1997年09月22日
公開日(公表日): 1999年04月09日
要約:
【要約】【課題】本発明の目的は、インバータ等の電力変換器に接続された三相交流負荷の電流制御において、負荷パラメータが変動した場合、あるいは運転周波数が高くなった場合に生じる電流応答の劣化を抑制し、高応答な電流制御システムを提供することにある。【解決手段】制御を行う三相交流電流を回転座標軸上のi1d,i1qの二軸成分に変換し、各軸毎に電流制御を行う際に、各電流値の指令値に対する偏差の微分、あるいは不完全微分の量に比例した量を、自軸とは別の軸の電圧指令に含ませることで達成できる。
請求項(抜粋):
電力変換器と、該電力変換器によって制御される三相交流負荷と、該交流負荷に流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の出力である交流電流値を回転座標軸であるdq軸上の電流値i1dとi1qに座標変換する座標変換器と、変換された2軸の電流値i1d,i1qに対する2軸の電流指令値i1d*,i1q*を発生する指令値発生器と、前記i1dとi1q、ならびにi1d*とi1q* を入力し、dq軸上の電圧指令v1d*,v1q*を演算する電流制御器と、前記電圧指令v1d*,v1q*に基づいて、前記電力変換器を制御する電流制御装置において、前記電流制御器出力の電圧指令v1d*が、電流指令i1d*と検出値i1dとの偏差Δi1dを入力し、該Δi1dの比例積分演算を行う比例積分制御器の出力と、電流指令i1q* と検出値i1qとの偏差Δi1qを入力し、該Δi1qに対して特定の補償関数Gcに従った補償量を出力するクロスコントローラの出力を含み、前記電流制御器出力の電圧指令v1q*が、前記偏差Δi1qを入力し、該 Δi1qの比例積分演算を行う比例積分制御器の出力と、前記偏差Δi1dを入力し、該Δi1dに対して特定の補償関数Gcに従った補償量を出力するクロスコントローラの出力を含み、前記クロスコントローラの補償関数Gcが、微分、あるいは不完全微分補償であることを特徴とする電力変換器の電流制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02M 7/48
FI (2件):
H02P 5/408 A ,  H02M 7/48 V

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