特許
J-GLOBAL ID:200903085960093799

磁気軸受支持回転体のデジタル制御方法及び制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 熊谷 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-207820
公開番号(公開出願番号):特開平8-114225
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1996年05月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 サンプリング周期が高周波モードの周期よりも長くても十分に安定な制御を可能とする制御トルクの決定ソフトウエアを具備する磁気軸受支持回転体のデジタル制御方法及び制御装置を提供する。【解決手段】 あるサンプリング時点から作用制御トルクを決めるのに、その制御トルクが作用しない場合の回転体のサンプリング周期末期における傾き角運動を、剛体モードの低周波成分と高周波成分とに分離して両成分を自由円錐運動の回転ベクトルとして解析的に求め、別にこれら自由円錐運動がない場合に任意の制御トルクを1サンプリング周期だけ作用させたときの想定傾き角運動を解析的に強制円錐運動の回転ベクトルとして求め、自由円錐運動の回転ベクトルとを各モードごとに合算した場合の回転ベクトルが減少するように任意方向、任意の大きさの制御トルクを各モード独立に決定し、両モードの制御トルクを合算してフィードバックする。
請求項(抜粋):
磁気軸受で支持された軸対称回転体の回転軸の傾き角とその速度がサンプリング時点に離散的に得られ、さらに制御コイルにより重心回りに制御トルクを発生することのできる磁気軸受装置であって、該制御トルクをデジタル信号処理手段によって決定し、サンプリング周期間に一定の制御トルクを作用させる磁気軸受支持回転体のデジタル制御方法において、あるサンプリング時点から作用させるべき制御トルクを決めるのに、その制御トルクが作用しない場合を想定して得られる前記回転体のそのサンプリング周期の末期又はその近傍における傾き角運動を、任意のモード成分に分離して各成分を自由円錐運動の回転ベクトルとして解析的に求め、別にこれら自由円錐運動がないと仮定した場合に任意の一定方向に、任意の大きさ一定の制御トルクを未知数として1サンプリング周期だけ仮想的に作用させて、その作用の終了時点後における想定自由傾き角運動を解析的に前記任意モードの各成分に分けて強制円錐運動の回転ベクトルとして求め、前記自由円錐運動の回転ベクトルとを各モードごとに合算した場合に自由円錐運動の回転ベクトルが減少するように前記任意方向、任意の大きさの未知数制御トルクの方向および大きさを各モード独立に決定し、各モードの制御トルクを単独にまたは合算してフィードバックすることを特徴とする磁気軸受支持回転体のデジタル制御方法。
IPC (2件):
F16C 32/04 ,  G05D 3/12 303

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