特許
J-GLOBAL ID:200903086029342935

遊星歯車減速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-186415
公開番号(公開出願番号):特開平8-028575
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 遊星歯車減速装置において、各段の減速歯車機構の軸受に樹脂製の保持器の使用を可能とし、軸受の潤滑を効率良く行うと共に、騒音の発生を防止し、軸受の製造コスト低減を図る。【構成】 減速歯車機構の遊星歯車を軸支する軸受の保持器61を樹脂材料により形成する。保持器61の筒状体62には複数個のころ64を保持するポケット63が形成される。各ポケット63の軸方向に対向した内壁面63A,63Aには係合突起65を形成し、ころ64の軸方向両端面には係合凹部66を形成する。ころ64の側面とポケット63の径方向に対向する内壁面63B,63Bの間には隙間Δdが形成され、保持器61の各ポケット63内に潤滑油を充分供給でき、摩耗粉によるころ64の早期摩耗を防止できる。
請求項(抜粋):
回転源が設けられた支持部材と、該支持部材に回転自在に支持されたハウジングと、該ハウジング内に設けられ、回転源の回転を減速して該ハウジングに伝達するため、太陽歯車、該太陽歯車と内歯車とに噛合する遊星歯車、該遊星歯車を軸受およびピンを介して支持するキャリアからなる一段または複数段の減速歯車機構とを備えてなる遊星歯車減速装置において、前記遊星歯車を軸支する軸受を、円筒状に形成されて前記ピンの外周に配設される保持器と、前記ピンと遊星歯車との間で転動するように該保持器内に回動可能に保持される複数個のころとから構成し、前記保持器を、樹脂材料によって円筒状に形成された筒状体と、該筒状体の周方向に離間して矩形状をなすように形成された複数のポケットと、該各ポケット内で前記各ころの軸方向両側を回転可能に保持する係合部とから形成し、かつ前記ころの軸方向両端には前記係合部に係合する被係合部を設けたことを特徴とする遊星歯車減速装置。
IPC (2件):
F16C 33/46 ,  F16H 1/28

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