特許
J-GLOBAL ID:200903086034796715
攪拌混合工法による飽和砂質土地盤の地盤改良方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-248413
公開番号(公開出願番号):特開2000-073359
出願日: 1998年09月02日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【課題】 砂質土地盤を対象として攪拌混合工法で地盤改良する場合、供試体を使った室内試験で選定した配合の固化材液を使用した実際の施工結果では現場の改良土の強度が室内試験強度を大幅に上回わり、固化材を不必要に使用することに繋がり、徒なコストアップを招く結果となっている。適正な固化材液配合の決定方法を提供し、徒なコストアップを防止する。【解決手段】 現場実験により確認した実験式により、施工中に現場の改良土から周辺に逸水する逸水量を算出し、その見合う量を施工時の配合水量から差し引いて作製した供試体により室内固化試験を行い、固化体の強度は固化材総水量比(C/Wt)に比例するという経験則を生かして、上記供試体による室内固化試験結果から、施工に使用する固化材液の最適の水固化材比、ならびに固化材添加量を選定する。
請求項(抜粋):
透水係数k が 1×10-4〜 1×10-1cm/secの飽和砂質土地盤を対象とする攪拌混合工法による地盤改良方法において、(A)砂質土地盤の逸水係数αを透水係数k が 1×10-4〜 1×10-2cm/secの時は、α=0.5logk+2.0とし、透水係数k が 1×10-2〜 1×10-1cm/secの時は、α=1.0として、現場での施工時の改良対象土から周辺に逸水する逸水量W0を下式により算出し、W0= αC(w1-w2)/100 ......(式1)(W0:改良対象土1m3 からの逸水量(kg/m3)α:逸水係数C :改良対象土1m3 に対する固化材添加量(kg/m3)w1:固化材液の水固化材比(%)w2:改良対象土の飽和含水比(%) )(B)施工時の固化材液の配合水量から上記逸水量W0を差し引いた複数種類の室内試験用固化材液と対象地盤から採取した試料土とを混練して複数種類の室内試験用供試体を作製して室内固化試験を行い、(C)その試験結果を下式に代入して定数 A,Bを決定して一次式を作り、qu=A(C/Wt)+B ......(式2)( qu:固化体の一軸圧縮強度(kgf/cm2)A,B:土質と固化材により決まる定数C:固化材含有量(kg/m3)Wt:総含水量(kg/m3) C/Wt:固化材総水量比(%) )この一次式に基づいて、施工時の固化材液の最適の水固化材比、ならびに固化材添加量を選定し、(D)選定された最適のセメント系固化材液を使用して現場の砂質土と攪拌混合することを特徴とする、攪拌混合工法による飽和砂質土地盤の地盤改良方法。
Fターム (4件):
2D040AB03
, 2D040AC02
, 2D040CA01
, 2D040CB03
前のページに戻る