特許
J-GLOBAL ID:200903086037636450

膜分離されたバイポーラマルチセル電気化学反応器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高宗 寛暁
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-508533
公開番号(公開出願番号):特表2003-504811
出願日: 1999年07月01日
公開日(公表日): 2003年02月04日
要約:
【要約】バイポーラ電極保持サブアセンブリ及び膜保持サブアセンブリの二種類の予め組立てられた素子を交互に積重ねることによりマルチセル装置が構成される。素子の交互スタックは底部端素子上に積み上げられスタックは最後の膜保持素子の上に頂部端電極素子を載せることで終了する。各バイポーラ電極板素子及び各イオン交換膜分離体保持素子は非導電性且つ化学的耐性を有し、一般的には成型プラスチック材よりなる略同様の長方形フレーム部材よりなり、その上面(組立)面にOリング型ガスケット手段を受ける溝を有し、第一平面から凹んだ内側フランジ部(19)と非導電性保持カウンタフランジ(14、15)とを有し、長方形フレームの二個の対向する辺に沿って、位置合わせされた個所にスルーホール及び凹部を有し、依って組立が完成したときには負電解液流と正電解液流の全ての負電解液流室、また全ての正電解液流室を滝状に通過する別個の循環用ダクトを形成する。バイポーラ反応器は二種の電解液用の流入及び流出マニホルドを持っていず、電解液は夫々の電解液流室をジグザグ状に、即ち必然的に水圧に直列あるいは滝状モードで流れる。好ましくは平行なフロー経路の二個の系統はフェルト電極内に形成される。各系統は櫛形流分配経路系を形成し、各系統の平行な指状経路は他の系統の指状経路と互い違いになっている。
請求項(抜粋):
正電解液と負電解液においてガスを発生させずに夫々ハーフ・セル還元と酸化反応を行うための膜分離されたバイポーラマルチセル電気化学反応器において、複数の交互に配置されたバイポーラ電極板素子とイオン交換膜分離素子を含み、各膜の一方の側に正電解液流室を、その反対側に負電解液流室を形成し、電気化学反応器中に電流を、あるいは電気化学反応器から電流を吸収する電気負荷を供給する電源を機能的に含む電気回路に電気的に接続された二個の電極端素子の間でフィルタプレス構造として両者共組立てて構成し、 前記バイポーラ電極板及び前記イオン交換膜分離素子はフレーム部を含み、フレーム部が非導電性且つ化学的耐性で、密封ガスケット手段と協働して、組立てたときに、全ての前記負電解液流室及び全ての前記正電解液流室を夫々滝状に負電解液と正電解液を別個に循環させるダクトを形成するようなスルーホール及び凹部を、位置合わせを行った個所に有するように構成された反応器において、 前記バイポーラ電極板素子及び前記イオン交換膜分離素子の全てのフレームは内側フランジ部を有し、内側フランジ部は通過電解液ダクト用スルーホールの周囲と密封外周の周囲にOリングガスケットを受ける溝を有する面とフレームの反対側の第1平面より凹んでおり、そこに夫々バイポーラ電極板又はイオン交換膜分離体の夫々の外周部を保持すること、 複数の保持ピンが前記フランジ部及び電極板または膜分離体が保持される外周部の通過スルーホールより突出すること、 非導電性且つ化学的耐性を有する材料からなる保持カウンタフランジは、前記保持ピンの位置と位置合わせされた孔を有し、フレームの凹んだフランジ部に設けられた前記電極板または膜分離体の外周部に機能的に取付けられ、カウンタフランジの前記位置合わせされた孔より突出する前記保持ピンの加熱して平らにされたヘッドによりフレームに永久的に固定されること、 前組立てされた電極板及び膜分離素子がOリングガスケットを保持するフレームの他面を上向きにして交互に水平位置に積重ねられることを特徴とする電気化学反応器。
IPC (3件):
H01M 8/18 ,  H01M 8/02 ,  H01M 8/24
FI (4件):
H01M 8/18 ,  H01M 8/02 E ,  H01M 8/02 R ,  H01M 8/24 R
Fターム (1件):
5H026CC01

前のページに戻る