特許
J-GLOBAL ID:200903086073260946

鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 望稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-342835
公開番号(公開出願番号):特開2003-013137
出願日: 2001年11月08日
公開日(公表日): 2003年01月15日
要約:
【要約】【課題】従来の制御圧延-制御冷却法や、従来の熱間鍛造法より微細なフェライトを得ることができ、かつ、低い変形抵抗で加工するため、工業的に容易に行うことができ、Cuの添加を必須としない鋼の製造方法の提供。【解決手段】特定の元素を含有する鋼を、特定の加熱温度および特定の保持時間で、オーステナイト域で加熱保持して、特定の元素のオーステナイト粒界での平均偏析濃度(質量%)と粒内での平均濃度(質量%)の比が1.2以上となるように粒界偏析を制御する工程と、その後、過冷オーステナイト域まで冷却する工程と、その後、熱間加工して、フェライトへの動的変態およびフェライトの動的再結晶を誘起する工程とを具備する鋼の製造方法。
請求項(抜粋):
質量比で、C:0.01〜0. 65%、S:0.01〜0.1%、P:0.01〜0. l%、Ni:0.5〜3.0%、Cr:0.5〜3.0%、B:0.0005〜0.02%、Sn:0.01〜0. 1%、およびAs:0.01〜0.1%からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼を、前記元素のうち少なくとも1種の元素についてオーステナイト域において下記式(1)を満足する加熱温度Tおよび保持時間tで、加熱保持して、下記式(1)を満足する元素のオーステナイト粒界での平均偏析濃度(質量%)と粒内での平均濃度(質量%)の比が1.2以上となるように粒界偏析を制御する工程と、その後、過冷オーステナイト域まで冷却する工程と、その後、熱間加工して、フェライトへの動的変態およびフェライトの動的再結晶を誘起する工程とを具備する鋼の製造方法。【数1】ただし、式(1)中、P:熱処理パラメーター(=加熱処理時の平均拡散距離(m))、x:前記元素の群から選ばれる1種の元素、Dx :元素xの拡散係数(m2 /s)、Qx :元素xの活性化エネルギー(J/mol)、T:加熱温度(°C)、t:保持時間(s)、R:気体定数(=8.314J/(K・mol))である。
IPC (4件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/54 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/00 A ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/54 ,  C22C 38/58
Fターム (28件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA06 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA20 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA32 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA40 ,  4K032BA01 ,  4K032BA02 ,  4K032BA03 ,  4K032CA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CB01 ,  4K032CB02

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