特許
J-GLOBAL ID:200903086109186896
画像改質処理方法およびその装置、プログラム、並びにデータ記録媒体
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中野 寛也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-295558
公開番号(公開出願番号):特開2005-063323
出願日: 2003年08月19日
公開日(公表日): 2005年03月10日
要約:
【課題】 ぼけの形状が各画素で異なることを考慮した画像改質処理を行うことができ、画像改質効果をより一層高めることができる画像改質処理方法およびその装置、プログラム、並びにデータ記録媒体を提供すること。【解決手段】 各座標(m,n)についての畳み込み演算行列Qm,nの各要素Qm,n(x,y)のうち少なくとも非零要素を含む行列部分の値を畳み込み演算行列記憶手段32,33に記憶しておき、二焦点レンズ21で被写体を撮像した際に、再生演算手段36により、画像素子24の出力信号Z(m+x,n+y)の値と、畳み込み演算行列記憶手段32,33に記憶したQm,n(x,y)とを用いて畳み込み演算処理を行うことにより被写体行列Aの各要素A(m,n)の値を算出し、ピントの合った画像を求めるようにした。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
レンズにより形成されたピントのぼけた画像をピントの合った画像に改質する画像改質処理方法であって、
撮像素子の大きさをM画素×N画素とし、被写体の発する光の明るさを示すM行N列の行列をAとし、前記被写体を前記レンズにより撮像して得られた画像の出力信号を示すM行N列の行列をZとし、被写体座標系の1点(m,n)から出た光の結像位置が画像座標系の1点(m,n)となるように前記被写体座標系および前記画像座標系を設定したとき、
畳み込み演算処理を行うための座標(m,n)についての(2M-1)行(2N-1)列の畳み込み演算行列Qm,nの各要素Qm,n(x,y)の値のうち少なくとも非零要素を含む行列部分の値を、各座標(m,n)の全部または一部について、下式(A-1)に基づき予め算出して畳み込み演算行列記憶手段に記憶しておき、
前記被写体を前記レンズにより撮像した際に、再生演算手段により、前記畳み込み演算行列記憶手段に記憶された各要素Qm,n(x,y)のうちの少なくとも一部の値と前記画像の出力信号の行列Zの各要素Z(m+x,n+y)の値とを用いて下式(A-2)に基づき前記被写体の行列Aの各要素A(m,n)の値を算出することを特徴とする画像改質処理方法。
Qm,n(x,y)=1/Wm,n(0,0)
(x=0,y=0の場合)
=-Wm,n(-x,-y)/Wm,n(0,0)power
(x=0,y=0以外の場合)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(A-1)
A(m,n)=ΣxΣyQm,n(x,y)Z(m+x,n+y)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(A-2)
ここで、
xおよびyは整数で、(1-M)≦x≦(M-1)、(1-N)≦y≦(N-1)であり、
mおよびnは自然数で、1≦m≦M、1≦n≦Nであり、
Wm,n(x,y)は、(2M-1)行(2N-1)列の行列Wm,nの各要素の値であり、この行列Wm,nは、前記被写体の1点(m,n)から出た光が前記レンズの作用により前記撮像素子上で拡がる状態を示すポイント・スプレッド・ファンクション行列であり、Wm,n(0,0)は、拡がりの中心部分に位置する画素の出力信号の値であり、Wm,n(-x,-y)は、周囲のぼけ部分に位置する画素の出力信号の値であり、
powerは、Wm,n(0,0)のべき乗数となる実数で、1≦power≦2であり、
Σxは、x=(1-M)〜(M-1)の和であり、Σyは、y=(1-N)〜(N-1)の和である。
IPC (3件):
G06T1/00
, G06T5/20
, H04N1/40
FI (3件):
G06T1/00 420C
, G06T5/20 B
, H04N1/40 101Z
Fターム (21件):
5B047AB02
, 5B047BB04
, 5B047BC05
, 5B047BC23
, 5B047DC20
, 5B057AA20
, 5B057CA12
, 5B057CA16
, 5B057CB12
, 5B057CB16
, 5B057CE03
, 5B057CE06
, 5B057CH01
, 5B057CH07
, 5B057CH11
, 5C022AA13
, 5C022AC00
, 5C022AC54
, 5C077LL01
, 5C077PP01
, 5C077PP48
引用特許:
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