特許
J-GLOBAL ID:200903086128622710

連続鋳造機の湯面レベル制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-070330
公開番号(公開出願番号):特開平9-253818
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 未凝固圧下装置の圧下、又は圧下開放動作に伴って鋳型の内部に生じる湯面レベルの変動を効果的に抑制して、この動作中を含む操業の全般に亘って制御精度及び応答性を良好に保ち、製品歩留りの向上に寄与する。【解決手段】 鋳型Mの内部の湯面レベルを制御するレベル制御部1は、目標レベルLr と、鋳型Mの内部の湯面レベルの測定値Lt との偏差に基づくPID演算によりスライディングノズル7の開度目標値U0 を演算するPID演算部10と、スライディングノズル7の動作実績値xと湯面レベルの測定値Lt とを与えられて補正値ΔUを算出する外乱推定部11とを備える。外乱推定部11は、未凝固圧下装置の動作に伴う湯面レベルの変動を、この変動に応じたスライディングゲート7の動作が生じるまでの遅れ時間、及びオッシレーションフィルタ3bの遮断周波数の変更に伴うレベルセンサ3aの特性変化を含めて構成された制御モデルとする。
請求項(抜粋):
鋳型からの鋳片の引抜き経路の中途に、内部が未凝固下にある前記鋳片に圧下を加える未凝固圧下装置を備えた連続鋳造機の鋳込み操業中に、前記鋳型内の湯面レベルをレベルセンサにより逐次検出し、前記鋳型のオッシレーションによる振動成分を除去するフィルタ処理を行った後、得られた測定レベルを所定の目標レベルと比較して、両者の偏差を解消すべく定めた制御指令を前記鋳型への注湯手段に与え、該注湯手段の動作により前記鋳型への注湯量を調節する連続鋳造機の湯面レベル制御方法において、前記未凝固圧下装置の圧下、又は圧下解放動作に伴って前記湯面レベルに生じる過渡的な変動を示す制御モデルを、該変動に応じた前記注湯手段の動作が生じるまでの遅れ時間と、前記フィルタの遮断周波数の変更に伴う前記レベルセンサの特性変化とを含めて構成し、該制御モデルに、前記制御指令、又は該制御指令に応じた注湯手段の動作実績値と、前記湯面レベルの測定値とを適用して、前記変動を前記動作の開始前に推定し、推定された変動を打ち消すべく必要な補正量を求め、該補正量により前記制御指令を補正して前記注湯手段に与えることを特徴とする連続鋳造機の湯面レベル制御方法。
IPC (4件):
B22D 11/18 ,  B22D 11/128 350 ,  B22D 11/16 104 ,  G05D 9/12
FI (4件):
B22D 11/18 B ,  B22D 11/128 350 A ,  B22D 11/16 104 F ,  G05D 9/12 D

前のページに戻る