特許
J-GLOBAL ID:200903086173133453

板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-083660
公開番号(公開出願番号):特開平11-279638
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】高層建築物などに用いる低降伏比高張力鋼材を板厚方向の材質の均一性を損なうことなく安価で大量に安定して製造する方法を提供する。【解決手段】重量% で、C:0.02〜0.18%,Si:0.05 〜0.5%,Mn:0.6 〜1.7%,Al ≦0.08% を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を1000°C以上に加熱後Ar3以上の温度域において圧下率が50% 以上の熱間圧延を行い、次いでAr3 以上から(Ar3 -200)°C以下の鋼材表面温度域まで2 °C/秒以上の冷却速度で冷却し、表面温度が650 °C〜Ac1 に復熱させる。その後、Ar3 〜(Ar3 -100) °Cの鋼材平均温度域まで、再び2 °C/秒以上の冷却速度で冷却し、この温度域:Tにおいて下記(1) 式を満たす時間:t(秒)の待機を行った後、400 〜600 °Cの鋼材平均温度域まで2 〜15°C/秒の冷却速度で冷却する。101.3-0.006 ×ΔT ≦t≦150 ...(1) (ΔT :Ar3 (°C)-T(°C))
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.02〜0.18%と、Si:0.05〜0.5%と、Mn:0.6〜1.7%と、Al:0.08%以下とを含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼材を製造する方法において、該鋼を1000°C以上に加熱後Ar3 以上の温度域において圧下率が50%以上の熱間圧延を行う工程と、熱間圧延された鋼材をAr3 以上の鋼材表面温度域から(Ar3 -200)°C以下の鋼材表面温度域まで2°C/秒以上の冷却速度で冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼材表面温度を650°C〜Ac1 に復熱させる工程と、鋼材表面温度が650°C〜Ac1 に復熱された鋼材を、Ar3 〜(Ar3 -100)°Cの鋼材平均温度域まで、再び2°C/秒以上の冷却速度で冷却し、待機時の鋼材平均温度:T(°C)=Ar3 〜(Ar3 -100)°Cにおいて下記(1)式を満たす待機時間:t(秒)の待機を行う工程と、待機された鋼材を400〜600°Cの鋼材平均温度域まで2〜15°C/秒の冷却速度で冷却を行う工程と、を備えたことを特徴とする、板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法。101.3-0.006 ×ΔT ≦t≦150 ...(1)但し、ΔT:Ar3 (°C)-T(°C)
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平3-188216
  • 特公平7-074379
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-188216
  • 特公平7-074379

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