特許
J-GLOBAL ID:200903086192350228

真円度測定機の傾き補正方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-122102
公開番号(公開出願番号):特開平5-312565
出願日: 1992年05月14日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 熟練者以外の作業者でも被測定物の軸心傾きの補正を容易に行うことができるようにする。【構成】 CPU39はワーク60の複数の測定点におけるズレ量に基づいて、回転テーブル26のチルト中心位置におけるワーク軸心C2と回転テーブル回転中心C1とのX、Y軸方向のズレ量、及びワーク軸心C2の傾き量を算出する。ディスプレイ72はCPU39で算出されたX、Y軸方向のズレ量、ワーク軸心C2の傾き量を表示する。そして、X軸調整ツマミ28等はディスプレイ72に表示されたX、Y軸方向のズレ量を零にするように回転テーブル26をセンタリング移動することができ、チルチング調整ツマミ32はディスプレイ72に表示された被測定物の軸心の傾き量を零にするように回転テーブル26をチルト移動することができる。従って、ディスプレイ72に表示されたワーク軸心C2のズレ量、及び傾き量を見ながら回転テーブル26をセンタリング移動したり、チルト移動して回転テーブル回転中心C1とワーク軸心C2とを一致させることができる。
請求項(抜粋):
測定子を被測定物の任意の測定点に接触した状態で回転テーブルを回転して、測定子の変位量に基づいて複数の測定点における被測定物の軸心と回転テーブルの回転中心との各々のズレ量を算出する工程と、前記算出された各々のズレ量に基づいて、回転テーブルのチルト中心位置における被測定物の軸心と回転テーブルの回転中心とのズレ量を算出して、該チルト中心位置のズレ量を表示する工程と、前記表示されたチルト中心位置のズレ量が零になるように回転テーブルをX、Y軸方向に移動する工程と、前記測定子を被測定物の任意の測定点に接触した状態で回転テーブルを回転して、任意の測定点における被測定物の傾き量を算出して、該傾き量を表示する工程と、前記表示された傾き量が零になるように回転テーブルをX、Y軸方向にチルト移動して、回転テーブルの回転中心と被測定物の軸心とを一致させる工程と、を備えたことを特徴とする真円度測定機の傾き補正方法。

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