特許
J-GLOBAL ID:200903086200772366

一方クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 光風
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-264679
公開番号(公開出願番号):特開2002-070895
出願日: 2000年08月31日
公開日(公表日): 2002年03月08日
要約:
【要約】【課題】外輪の多角形の内孔に複数の針状ころを配置し、使用軸との間でくさび作用をさせるようにした一方クラッチにおいて、針状ころの組付が容易で小径用にも適用し得る一方クラッチを提供する。【解決手段】外輪12に形成された多角形の内孔22に、一連の板材を多角形状に折曲げてなる針状ころ保持ばね14を嵌合し、かつ保持ばね14には、互いに対向するように突出した折曲用突部28、30が打抜により針状ころと同数の複数組所定位置に形成され、該折曲用突部を所定位置で折曲げてなる前保持部24と後保持部26と、内孔22の壁面とで各針状ころ18を所定位置に保持可能とし、しかも針状ころの保持位置は、各針状ころに支承される使用軸20と針状ころ18と内孔22の壁面とが、くさび作用を生じる所定の位置関係を保つようにし、さらに前後の両保持部間に挿入され得る保持部支持突部が円周方向に配置されたばね用保持器16を備えた一方クラッチ。
請求項(抜粋):
外輪に形成された断面が多角形状の内孔に複数の針状ころを配置し、使用軸との間でくさび作用をさせるように構成された一方クラッチにおいて、前記外輪の内孔に所定幅の弾性を有する板材を断面多角形状に折曲げてなる針状ころ保持ばねを嵌合すると共に針状ころ保持ばねの多角形状の各面もしくは多角形状に折曲げられた折曲部を隔てて隣接する各2つの面間には周方向に互いに対向するように突出した折曲用突部が打抜きにより形成され、該折曲用突部を内側に折曲げることによって多角形状の各壁面毎にあるいは隣接する壁面間に形成された対をなす前保持部と後保持部と前記内孔の内壁面とで針状ころを保持可能とし、かつ針状ころの保持位置は各針状ころにより支承されるべき使用軸の軸心を通り内孔の各内壁面に直交する垂線より周方向に所定距離偏心した位置として、針状ころに接する内孔壁面方向の接線と、前記使用軸と針状ころの接点上の接線との挟角が所定のくさび角を形成し得るようにしてなり、さらに外輪にはばね用保持器が針状ころ保持ばねの内側に嵌め入れることによって取り付けられてなり、しかもばね用保持器は針状ころ保持ばねの前記各前保持部と後保持部との間で前記くさび角の頂点寄りと反対側で針状ころに接し得るように挿入される複数の針状ころ移動規制突部と、針状ころ保持ばねの前記くさび角の頂点側寄りの前保持部を前記頂点側から支持すると共に針状ころ保持ばねの端部継ぎ目を支持し得るようにした前保持部支持突部とが円周方向に交互に配設されてなる一方クラッチ。
FI (2件):
F16D 41/06 B ,  F16D 41/06 E
引用特許:
審査官引用 (1件)

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