特許
J-GLOBAL ID:200903086206650262

二重管境界面の厚さおよび結合状態点検方法および該方法を実施するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-164956
公開番号(公開出願番号):特開平6-088720
出願日: 1991年06月10日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】合金からなるメッキ層または被覆部材によって被覆され、かつ合金と同一基本金属を含む合金からなる管状コアを有する二重管の境界面の厚さと結合状態とを単純に、素早くかつ正確に点検するための方法を提供する。【構成】管1の全厚さを超音波の伝達時間の測定値および被覆層の厚さの測定値から計算し、そして、管1の境界面の割れを境界面によって反射される超音波、またはメッキ層または被覆部材のなかに伝わる超音波の増幅および形状の解析によって決定する。装置は超音波トランスデユーサーと、誘導ワインデイングとを有し、コイル13によって管1に誘導された電流に該当するシグナルと、トランスデユーサーによって受け取られたシグナルとのプロセッシングのための手段12とマルチ周波数交流電流源11とからなるようにしたもので、同時に超音波検査およびフーコー電流検査を実施する。
請求項(抜粋):
合金からなるメッキ層または被覆部材(3、3’)によって被覆され、かつ前記合金と同一基本金属を含む合金、例えばジルコニウム合金からなる管状コア(2、2’)を有する二重管(1、1’)の境界面(4)の厚さと結合状態とを点検するための方法であって、該方法は、断続的または連続的に前記管の軸線に沿って前記管の周面を取り巻く測定および点検ゾーンに対して、前記管(1)の前記メッキ層または前記被覆部材(3)のなかに伝わる超音波を実質的に放射状方向に発し、前記管(1)の内面および外面によって反射される前記超音波と、前記コア(2)と前記被覆部材(3)と前記境界(4)によって反射される前記超音波と、前記境界面(4、4’)での結合(20、28、30、37)内の割れによって反射される前記超音波と、または前記メッキ層または前記被覆部材(3)によって反射される前記超音波を収集し、前記管(1)の厚さに対する前記超音波の伝達時間を測定し、前記反射波の増幅および形状を決定し、管(1、1’)を前記マルチ周波数正弦波電流によって作られた磁気誘導にさらさし、フーコーの電流と呼ばれる前記管(1、1’)内に誘導された電流の増幅および(または)フェーズとして測定し、前記測定結果から前記被覆層(3、3’)の厚さを求め、前記管(1)の全厚さを前記超音波の伝達時間の測定値および前記被覆層(3、3’)の厚さの測定値から計算し、そして前記管の境界面(4、4’)の割れを前記境界面(4、4’)によって反射される前記超音波または前記メッキ層または前記被覆部材(3、3’)のなかに伝わる超音波の増幅および形状の解析によって決定することを特徴とする二重管境界面の厚さおよび結合状態点検方法。
IPC (3件):
G01B 17/02 ,  G01N 27/90 ,  G01N 29/04 504

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