特許
J-GLOBAL ID:200903086212416832

血液または血漿が半透膜と接触する接触期の活性化防止での中性またはカチオン性ポリマ-の使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 越場 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-378028
公開番号(公開出願番号):特開平11-313886
出願日: 1998年12月18日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】【課題】 半透膜と接触する血液および血漿の接触時の活性化を防止するための中性または陽イオンポリマーの使用。【解決手段】 一定の負電荷を帯びたポリアクリロニトリルをベースとする半透膜と接触する血液または血漿の接触面の活性化を防止するための中性または陽イオンポリマーの使用。上記膜は、体外循環による血液または血漿の処理装置に取り付けるが、膜の形成前または後で、しかもその滅菌前に、中性または陽イオンポリマーと組み合せることによって膜の電気特性すなわちゼータ電位“Z”および電気抵抗率“R”を改質し、-Log10(|Z|/R)に相当する界面動電指数“I”が0.8以下であるか、正のゼータ電位“Z”が0〜15mV(上下限は含まれない)の範囲にあるかの二つの条件のいずれかを満たすようにする。
請求項(抜粋):
下記の1)〜3)を特徴とする、体外循環による血液または血漿処理装置に取付けられる一定の負電荷を帯びたポリアクリロニトリルをベースとする半透膜と接触する血液または血漿の接触期の活性化を防止するための、中性または陽イオンポリマーの使用:1) 半透膜の形成前または後で且つこの半透膜の滅菌前に中性または陽イオンポリマーをこの半透膜と組み合せ、2) 中性または陽イオンポリマーを含めた上記の一定の負電荷を帯びたポリアクリロニトリルをベースとした半透膜の全体イオン容量は負であり、3) 中性または陽イオンポリマーを含めた上記の一定の負電荷を帯びたポリアクリロニトリルをベースとした半透膜の全体イオン容量の絶対値は中性または陽イオンポリマーを含まない同じ半透膜の全体イオン容量の10%以上ではなく、4) 中性または陽イオンポリマーを含めた上記の一定の負電荷を帯びたポリアクリロニトリルをベースとした半透膜は滅菌前に下記二つの電気特性a)またはb)のいずれかを満たす:a)界面動電指数“I”が、0.8以下である(ここで、“I”は比|Z|/Rの10を基数とする対数であり、“Z”は血液または血漿と接触する膜表面のマイクロボルトで表されるゼータ電位で、絶対値であり、“R”はオーム*センチメートルで表される膜の電気抵抗率である、b)ゼータ電位“Z”が正で、0〜+15mV(上下限は含まない)である。
IPC (5件):
A61M 1/16 500 ,  B01D 71/08 ,  B01D 71/42 ,  B01D 71/58 ,  B01D 71/60
FI (5件):
A61M 1/16 500 ,  B01D 71/08 ,  B01D 71/42 ,  B01D 71/58 ,  B01D 71/60
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開平4-007024
  • 特開平2-265566
  • 特開平2-239871
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