特許
J-GLOBAL ID:200903086252560413

エタノールとの混合物からのエチル第三ブチルエーテルの分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-049873
公開番号(公開出願番号):特開平5-065241
出願日: 1992年03月06日
公開日(公表日): 1993年03月19日
要約:
【要約】【構成】 エチル第三ブチルエーテルETBE-エタノール混合物からの、ETBEの分離方法であって、第三物質・共溜剤として水を用いるヘテロ共沸蒸溜に基づく。この方法は、頂部デカンタと組合わされた2つの蒸溜塔を用いる。精製エタノールは第一塔の底部で回収され、精製ETBEは第二塔の底部で回収される。この分離方法は、蒸気クラッキング、接触クラッキングまたはイソブタンの脱水素化反応のC4留分中に含まれるイソブテンの、エタノールによるエーテル化を含むETBEの製造方法に組込まれてもよい。その際、ETBEから分離されたエタノールは、エーテル化帯域に再循環される。【効果】 本発明によると、前記混合物から、ETBEを非常に高純度で分離することができる。
請求項(抜粋):
エチル第三ブチルエーテルがエタノールとともに形成する混合物からの、エチル第三ブチルエーテルの分離方法において、主としてエチル第三ブチルエーテルとエタノールとを含む仕込原料を、頂部がデカンタに接続されている2つの蒸溜塔を備える装置において連続的に処理すること、導入量が、前記方法の定常状態(regime stationnaire) の作動に対応するまで、水を前記装置に導入すること、前記仕込原料を、0.05〜0.2 MPa の圧力(p1)で作動する第一塔の上部に、温度約50〜80°Cで導入すること、前記第一塔を、約60〜95°Cの底部温度に加熱し、前記第一塔の留出物と第二塔の留出物とを混合し、このようにして形成された混合物を凝縮し、得られた凝縮物を優勢な割合の水と小さい割合のエタノールとを含む下部相と、優勢な割合のエチル第三ブチルエーテルと小さい割合のエタノールとを含む上部相とにデカントし、温度約60〜70°Cで、前記第一塔の頂部へ適切な割合の第一上部相流束と下部相流束とを送って、圧力(p1)で3成分共沸混合物の組成に近い組成を有する液体還流物を前記第一塔の頂部において確保し、第二上部相流束を、0.4 〜1MPaの値Δpだけ圧力(p1)より高い圧力(p2)にし、かつ温度約100 〜120 °Cに加熱し、圧力(P2)で作動し、かつ底部温度約120 〜150 °Cに加熱された前記第二塔の上部にこれが供給され、前記第二塔の留出物を、圧力(p1)に減圧し、ついでこれを前記第一塔の留出物と混合し、精製されたエタノールを第一塔の底部で回収し、精製されたエチル第三ブチルエーテルを第二塔の底部で回収することを特徴とする方法。
IPC (2件):
C07C 43/04 ,  C07C 41/42

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