特許
J-GLOBAL ID:200903086263456707

新規なオレフィン重合用触媒

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 猛 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120799
公開番号(公開出願番号):特開平9-012619
出願日: 1996年04月19日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【課題】 新しいタイプの遷移金属錯体よりなるオレフィン重合用触媒を提供する。【解決手段】 少なくとも二つの配位子を持つ遷移金属錯体からなり、一方の配位子がシクロペンタジエニル骨格を有する配位子であり、一方の配位子がO、S、Se、Teから選ばれる元素とS、Se、Teから選ばれる元素とが2つの配位原子となる1価の2座キレートアニオン性配位子であることを特徴とするオレフィン重合用触媒、およびそれを用いたオレフィン(共)重合体の製造方法。【効果】 優れたオレフィン重合触媒活性を示し、狭分子量分布の単独重合体や狭分子量分布で均一組成分布の共重合体を製造できる。
請求項(抜粋):
下記一般式[1]または[2]で表される遷移金属化合物を包含することを特徴とするオレフィン重合用触媒。CpM(L-R)m Y3-m ・・・[1](Cq-A-L)M(L-R)n Y2-n ・・・[2](式[1]および[2]中、Cpはシクロペンタジエニル骨格を有する基であり、CqはAと共有結合を形成するシクロペンタジエニル骨格を有する基である。MはTi、ZrまたはHfである。Lは2座キレート官能基であって、次式[3]で表される。【化1】式[3]中、X1 、X2 はそれぞれ配位原子であり、X1 はO、S、SeまたはTeであり、X2 はS、SeまたはTeである。R2 はX3 R3 またはR3で表され、X3 はO、S、SeまたはTeであり、R3は炭素数1〜20の非置換または置換炭化水素基である。RはX4 R4 またはR4 で表され、X4 はO、S、SeまたはTeであり、R4 は炭素数1〜20の非置換または置換炭化水素基である。Aは共有結合による架橋基であり、-CR5 2 -、-CR5 2 CR5 2 -、-CR5 =CR5 -、-SiR5 2 -、-SiR5 2 SiR5 2 -、-GeR5 2-、-BR5 -、-AlR5 -、-PR5 -、-P(O)R5 2 -、-NR5 -、-SO2 -、-SO-、-O-、-S-、-Ge-、-Sn-、-CO-から選ばれる基または原子であり、ここでR5 は水素原子、ハロゲン原子あるいは炭素数1〜20の非置換または置換炭化水素基である。Yはハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜20のチオアルコキシ基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数6〜20のチオアリールオキシ基、炭素数1〜20の炭化水素基置換アミノ基または炭素数1〜20の炭化水素基置換ホスフィノ基である。mは1、2または3である。nは0、1または2である。)
IPC (2件):
C08F 4/642 MFG ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/642 MFG ,  C08F 10/00

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