特許
J-GLOBAL ID:200903086280254417

生体電流分布の推定装置および推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-258421
公開番号(公開出願番号):特開平6-189927
出願日: 1993年10月15日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 測定データに混入しているノイズの影響を受けにくい生体電流分布の推定装置を提供する【構成】電気生理的な活動を含む脳が発生する磁場を検出コイルで測定する。測定データを、検出コイルの番号を行とし時刻を列として配列した行列(B)を用いて、コンピュータにより、以下のステップで電流分布を推定する。(1)ノイズデータを用いてノイズ共分散行列Cを計算、(2)Cの逆行列にLの転置行列を乗算した行列Z1を計算、(3)LにZ1を乗算しZ2とする、(4)Z2に単位行列をw(wとしてはZ2の最大固有値の0.01程度の値)倍したものを加算しZ3とする、(5)Z1にZ3の逆行列を乗算しZ4とする、(6)Z4に測定データを要素とする列ベクトルを乗算し、電流分布の推定値を得る。結果をモニターに表示する。
請求項(抜粋):
測定対象である生体の外部に設けられ、上記測定対象が生成する磁場のうち上記測定対象の外部に存在する磁場を測定する複数の磁気測定手段と、上記測定対象をピクセルに分割し、上記測定された磁場より、おのおののピクセル上で、上記磁場の発生源である電流を表す電流ベクトルの分布を推定する推定手段とを有し、上記測定対象の内部の生体電流分布を推定する生体電流分布の推定装置において、上記推定手段は、上記電流ベクトルと、上記測定された磁場との関係を示すリードフィールド行列を求める計算手段と、上記求められたリードフィールド行列を記憶する記憶手段と、上記測定対象が電気生理学的な活動を含んでいない時の測定データより、磁場に含まれるノイズのノイズ共分散行列を求める算出手段と、上記求められたノイズ共分散行列を記憶する記憶手段と、少なくとも、上記リードフィールド行列とノイズ共分散行列とにより、各ピクセルにおける電流ベクトルの分布を求める電流ベクトル計算手段とを有することを特徴とする生体電流分布の推定装置。
IPC (2件):
A61B 5/05 ,  G01R 33/02

前のページに戻る