特許
J-GLOBAL ID:200903086283876842

抄紙方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-018046
公開番号(公開出願番号):特開平9-188991
出願日: 1996年01月09日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【目的】製紙工場における填料が炭酸カルシウムを含有し、サイズ剤として中性ロジンを用いる紙の抄紙工程に添加し、効率よく中性ロジンの定着率を高めてサイズ度を向上させるに最適な処方を提供する。【構成】アクリル系カチオン性単量体および/またはジメチルジアリルアンモニウム塩の(共)重合物を2度に分割して添加混合する事により目的を達成する事ができる。 当該高分子は1N食塩水中で測定した固有粘度が7dl/g以上である事、カチオン性単量体構造単位を10〜50モル%含有する事を特徴とする。
請求項(抜粋):
【請求項 1】製紙原料スラリー中に、下記式(1)で表される単量体および/またはジメチルジアリルアンモニウム塩から成るカチオン性単量体を必須成分として含む複数種の単量体から成る重合体を二度に分割して添加し、各添加の間に製紙原料スラリーに剪断力を加えることを特徴とする抄紙方法。【化1】(ただし、式中、AはOまたはNH;BはC2 H4 、C3 H6 、C3 H5 OH;R1 はHまたはCH3 ;R2 およびR3 は炭素数1〜4のアルキル基;R4 はH、炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基を表す。)【請求項 2】重合体の固有粘度〔η〕(25°Cの1N食塩水中における極限粘度数)が7以上である事を特徴とする請求項1に記載の抄紙方法。【請求項 3】重合体中のカチオン性単量体構造単位が10〜50モル%であり残余の単量体構造単位がアクリルアミドである事を特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の抄紙方法。【請求項 4】抄紙pHが6.0から9.0の範囲であることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の抄紙方法。【請求項 5】填料として炭酸カルシウムを含有することを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の抄紙方法。【請求項 6】製紙原料スラリーに硫酸バンド、ロジン系サイズ剤を添加し混合した後、さらに該重合体を分割して添加することを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の抄紙方法。【請求項 7】製紙原料スラリーに分割して添加する重合体の添加量が製紙原料固形分に対して、第1回目が0.01〜0.05重量%であり、第2回目が0.005〜0.03重量%であることを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の抄紙方法。
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開平1-139898
  • 特開昭55-137297
  • 特開昭55-006587
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審査官引用 (7件)
  • 特開平1-139898
  • 特開昭55-137297
  • 特開昭55-006587
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