特許
J-GLOBAL ID:200903086302063840

ビスフエノールの精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-226156
公開番号(公開出願番号):特開平9-059195
出願日: 1996年08月09日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【課題】 ビスフェノールA/フェノール付加物の結晶化、濾過及び脱着のような大規模に使用されるフェノール性ビスフェノールA溶液のための精製ステップを排除することができ、しかも少なくとも99.95重量%の純度を有するビスフェノールAを得ることができるビスフェノールAの精製方法を提供することである。【解決手段】 ビスフェノールAを含むフェノール性溶液を直列に接続された一連の蒸留段階によって精製する方法が提供される。本発明に従って精製された、熱的に安定でかつ色が安定なビスフェノールAは、それから製造されるポリマー、例えばポリカーボネートにおける改善された熱及び色安定性並びに改善された光学的透明性をもたらす。
請求項(抜粋):
必要に応じてメルカプトアミン及び/又はチアゾリジン及び/又はチオカルボン酸によって改質されたスルホン酸イオン交換体の存在下でのアセトン及びフェノールからのビスフェノールAの製造の間に得られる反応溶液から99.95重量%よりも大きい純度の程度及び<5のハーゼン(APHA)色指数を有するビスフェノールAを得るための方法であって、a)前記フェノール性溶液を、60〜80°Cの温度で10〜40重量%のp,p-BPAの濃度に調節し、b)このやり方で製造された溶液を、次に、直列に接続された一続きの塔に供給し、ここでc)第一蒸留ステップにおいては、水及び残留アセトン、必要に応じてフェノールを、反応器から排出される反応溶液から除去し、次にd)第二蒸留ステップにおいては、このやり方で製造された無水溶液を、塔底で70〜97重量%のp,p-BPAの濃度に調節し、次にe)第三蒸留ステップにおいては、殆ど揮発性ではないそして不揮発性の成分を、このやり方で得られた溶液から除去し、次にf)第四蒸留ステップにおいては、p,p-BPAと共に留去された容易に揮発性の成分及び残留フェノールを除去し、次にg)塔底から得られたp,p-BPA溶融液を慣用的なやり方で後処理する方法。
IPC (5件):
C07C 39/16 ,  C07C 37/20 ,  C07C 37/74 ,  C08G 59/06 NGZ ,  C08G 64/20 NPU
FI (5件):
C07C 39/16 ,  C07C 37/20 ,  C07C 37/74 ,  C08G 59/06 NGZ ,  C08G 64/20 NPU

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