特許
J-GLOBAL ID:200903086303912808

量子情報処理方法および量子情報処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-344273
公開番号(公開出願番号):特開2001-209083
出願日: 2000年11月10日
公開日(公表日): 2001年08月03日
要約:
【要約】【課題】 空間的位置に関係なく周波数で量子ビットを区別し定義することが可能で、配線や微細加工を必要とせず、かつ集積度、量子ビットの拡張性が高く、コヒーレンシーもよい実用的な量子情報処理方法を提供する。【解決手段】 共振器中に配置された多数の物理系を用意する。各物理系は3つのエネルギー準位を有し、2つの遷移が光学的に遷移可能であり、量子ビットが残りの光学的に禁制な遷移を構成する2つの準位の重ね合わせの状態によって表され、複数の物理系が共通の共振器モードにより結合されている。2つの物理系にそれぞれ選択的に、周波数の差が各物理系における光学的に禁制な遷移の遷移周波数に対応する2種の光を照射して初期状態を設定する。これら2つの物理系に、光学的に遷移可能な遷移に共鳴する周波数を有する2種の光を、強度へ変化させながら同時に照射することにより、2つの物理系の量子状態を入れ替える。
請求項(抜粋):
共振器中に配置された多数の物理系であって、各物理系は、3つのエネルギー準位を有し、3つの準位間の3つの遷移のうち2つの遷移が光学的に遷移可能であり、各物理系の量子ビットが残りの光学的に禁制な遷移を構成する2つの準位の状態またはこれらの重ね合わせの状態によって表され、前記光学的に遷移可能な2つの遷移の遷移周波数の一方が互いに異なる複数の物理系が含まれ、かつ前記複数の物理系は共通の共振器モードにより量子力学的に結合されている、多数の物理系を用意し、1つの物理系に選択的に、周波数の差がその物理系における光学的に禁制な遷移の遷移周波数に対応する2種の光を照射して初期状態を設定し、他の物理系に選択的に、周波数の差がその物理系における光学的に禁制な遷移の遷移周波数に対応する2種の光を照射して初期状態を設定し、前記2つの物理系に、共振器モードに共鳴する遷移以外の光学的に遷移可能な遷移に共鳴する周波数を有する2種の光を、一方の光を高強度から低強度へ変化させるとともに他方の光を低強度から高強度へ変化させながら、同時に照射することにより、前記2つの物理系の量子状態を入れ替えることを特徴とする量子情報処理方法。
IPC (3件):
G02F 3/00 501 ,  G06F 7/48 ,  H01S 3/00
FI (3件):
G02F 3/00 501 ,  G06F 7/48 Z ,  H01S 3/00 A

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