特許
J-GLOBAL ID:200903086312516915

油糧種子タンパク質単離物の製造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 宮崎 昭夫 ,  金田 暢之 ,  伊藤 克博 ,  石橋 政幸
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-586746
公開番号(公開出願番号):特表2004-519255
出願日: 2002年05月03日
公開日(公表日): 2004年07月02日
要約:
油糧種子粗粉から油糧種子タンパク質が抽出され、得られるタンパク質水溶液は少なくとも200 g/Lのタンパク質含量に濃縮し、濃厚タンパク質溶液を、約15°C未満の温度の冷水に添加してタンパク質ミセルを形成し、それを沈降させてタンパク質ミセル塊(PMM)を提供する方法により、少なくとも約100重量%(N×6.25)の高純度水準で、油糧種子タンパク質単離物、特にカノーラタンパク質単離物が製造される。タンパク質ミセル塊が上澄みから分離され、乾燥することができる。上澄みは、上澄みを濃縮し次に濃厚上澄みを乾燥することにより、加工してさらなる油糧種子タンパク質単離物を回収して、タンパク質含量が少なくとも90重量%であるタンパク質単離物が得られる。濃厚上澄みは、PMMの少なくとも一部と種々の割合で混合して、混合物を乾燥して、タンパク質含量が少なくとも約90重量%のタンパク質単離物を製造することができる。
請求項(抜粋):
タンパク質単離物を調製する方法であって、 (a)少なくとも約5°Cの温度で油糧種子粗粉を抽出して、この油糧種子粗粉中でタンパク質の溶解を引き起こすと共にタンパク質含量が約5〜約30g/LでありpHが約5〜約6.8であるタンパク質水溶液を形成する工程、 (b)残留油糧種子粗粉からタンパク質水溶液を分離する工程、 (c)選択的膜技術を用いて、イオン強度を実質的に一定に維持しつつ、前記タンパク質水溶液のタンパク質濃度を少なくとも約200g/Lまで上昇させて、濃厚タンパク質溶液を提供する工程、 (d)前記濃厚タンパク質溶液を約15°C未満の冷却水中に希釈してタンパク質ミセルを形成させる工程、 (e)タンパク質ミセルを沈降させて、無定形粘着性ゼラチン状グルテン様ミセル塊を形成する工程、および (f)乾燥重量基準のケルダール窒素×6.25により決められる少なくとも約100重量%のタンパク質濃度を有する上澄みからタンパク質ミセルを回収する工程 を含む方法。
IPC (1件):
A23J3/14
FI (1件):
A23J3/14
Fターム (4件):
4B018MD20 ,  4B018MD48 ,  4B018MF01 ,  4B018MF06
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 脂肪種子タンパク質の抽出法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平9-527197   出願人:ビー.エム.ダブリュ.カノラインク.
  • 特開昭64-027433
  • 特開昭57-086249
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