特許
J-GLOBAL ID:200903086314717950

カテーテル定置装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-505260
公開番号(公開出願番号):特表平8-501708
出願日: 1993年04月07日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】選択された静脈内へカテーテルを挿入し該静脈内の選択された位置まで進めるための装置は、経皮ニードル(30)を囲む態様で設けられたチューブ状のシース(10)を備えている。チューブ状のシースの末端は、経皮ニードルによって孔を明けられた静脈内へ入れられる。チューブ状のシース(10)は操作要素のハブ部(20)の孔(20a)内に剛接結合されており、直径をはさんで互いに対向位置にある一対の長手方向に延びるスコアライン(10a)を有している。ハブ要素(20)は、シースのスコアライン(10a)と整合するスコアライン(20d)を有する一体となった2つの薄壁状連結部(20c)を除き、シースのスコアライン(10a)と整合する長手方向のスロット(21)によって長手方向に分割されている。直径をはさんで互いに反対方向に延び、手でつかめるようになされた一対の翼部(22)が、ハブのスコアライン(20d)間にてハブ要素(20)に一体的に形成され、ハブ要素(20)およびシース(10)が長手方向に切断されることを可能とされ、ニードル(30)が取り除かれたのちにシース(10)およびハブ要素(20)の孔に入って選択された静脈内に進んだカテーテル(40)からハブ要素およびシースを除去することを可能にする。
請求項(抜粋):
選択された人体の静脈内の奥深くカテーテルを挿入するためのカテーテル挿入装置であって、 チューブ状のプラスチック製のシースにして、選択された静脈内に容易に挿入可能な程度に十分小さな外径と、所望の径のカテーテルがシースの孔を通して容易に通過できる程度に十分大きな内径とを有する前記シースと、 前記シースの前記孔を通して挿入可能な経皮ニードルにして、該ニードルの鋭い端部が前記シースの末端から突出する程度に該シースの前記孔に挿入でき、それによって、該ニードルが選択された静脈内に貫通し、前記シースが前記ニードルに相対的に前方に移動することによって前記選択された静脈内に入ることを可能にする経皮ニードルと、 前記シースに設けられ、該シースの直径をはさんで互いに対向する位置で長手方向に延びる一対のスコアラインにして、該一対のスコアライン間の位置で前記シースの端部に互いに逆向きの半径方向の力を加えることによりチューブ状の前記シースを長手方向に分割可能とするスコアラインと、 前記シースのための操作部材にして、モールディングされたプラスチック材料から形成された操作部材と、 該操作部材に設けられ、孔を有する中央ハブ部にして、前記シースの基端に剛接結合され、直径をはさんで互いに逆向きに半径方向に突出する翼部を備えており、該翼部が、前記シースの一対の前記スコアライン間に位置付けられ且つ手で把持可能とされている、中央ハブ部と、 該中央ハブ部に設けられ、前記シースの前記スコアラインと整合するようにそれぞれ位置付けられた長手方向に延びるスロットにして、前記ハブ部の基端に一体的に位置付けられ且つ直径をはさんで互いに対向位置をとる一対の薄壁状連結ウェブを除き、前記ハブ部を実質的に分割するスロットと、 前記連結ウェブに形成された長手方向に延びる一対のスコアラインにして、前記シースの前記スコアラインにそれぞれ整合しており、それによって、前記翼部に互いに逆向きの半径方向の力を作用させることにより、前記ハブ部および前記シースがそれぞれの長手方向に延びるスコアラインに沿って切断され、前記ニードルが前記シースおよび前記中央ハブ部の孔から取り除かれたのちに該シースおよび中央ハブ部の孔に入って選択された静脈内を所望の距離だけ進んだカテーテルからカテーテル挿入装置を取り去ることを可能とするスコアラインと、を備えてなるカテーテル挿入装置。

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