特許
J-GLOBAL ID:200903086320783523

エレベータの主ロープ取り替え方法、加圧ローラおよび移動治具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-251024
公開番号(公開出願番号):特開平9-086823
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 エレベータの主ロープの取り替えは、主ロープ一本毎に行い、多大な労力と時間を要していた。【解決手段】 この発明は、主ロープ2Aの取り替え時において、綱車1に巻掛けされた主ロープ2Aを押圧して綱車1と主ロープ2Aとの相対的な移動をなくする加圧ローラ21を用いるとともに、複数本の主ロープ2Aに吊るされる移動治具23を用いることにより、綱車1を回転させて複数本の主ロープ2Aを同時に移動させることができ、主ロープ2Aの取り替え作業時間が大幅に短縮化されるとともに作業が簡略化される。
請求項(抜粋):
かごおよびカウンターを吊るす主ロープを取り替えるエレベータの主ロープ取り替え方法であって、カウンターを支持柱に固定するとともに、かごを吊るす工程と、昇降路内に第1のロープ固定台および第2のロープ固定台を設けるとともに第1および第2のロープ固定台間に案内ロープを張設する工程と、綱車に巻掛けされた複数本の旧主ロープを加圧ローラで押圧する工程と、カウンターの吊車から各旧主ロープを取り外しこの旧主ロープの全てに前記案内ロープに沿って上下する移動治具の係止部を係止して旧主ロープに移動治具を吊り下げる工程と、かご側ロープシャックル直下の旧主ロープを切断し、その切断端部を所定階乗場に引き出す工程と、その後綱車を回転させながら加圧ローラで押圧された旧主ロープを前記所定階乗場に収納するとともに、前記案内ロープに沿って前記移動治具を前記第1のロープ固定台付近まで上昇させる工程と、前記移動治具を第1のロープ固定台に近づけた後、綱車の回転を停止し、移動治具を第1のロープ固定台に止める工程と、前記所定階乗場で収納された旧主ロープを切断し、その切断箇所で綱車側に残された旧主ロープと新主ロープとを接続する工程と、前記旧主ロープを前記移動治具の上で切断した後、加圧ローラで綱車を押圧した状態で回転させながら、その切断端部を前記所定階乗場に導くとともに、引き続き綱車を回転させて前記所定階乗場に新主ロープの先端部を導く工程と、前記綱車の回転を停止して旧主ロープと新主ロープとの接続を解除し新主ロープの先端部にカウンター側ロープシャックルを取り付ける工程と、前記カウンター側ロープシャックルを機械室の床に固定するとともに前記第1のロープ固定台から解止された移動治具をカウンター側の各新主ロープに吊るす工程と、前記加圧ローラで綱車を押圧した状態で回転させながら移動治具を前記カウンターの吊車に接近させる位置まで新主ロープを昇降路内に送り込む工程と、前記綱車の運転を停止するとともに前記移動治具を前記新主ロープから外し、各新主ロープを前記カウンターの吊車に巻掛けする工程と、前記新主ロープのかご側端部にかご側ロープシャックルを取り付け、このかご側ロープシャックルを機械室の床に固定するとともに前記新主ロープをかごの吊車に巻掛けする工程と、最後に、前記加圧ローラ、前記第1および第2のロープ固定台、前記案内ロープをそれぞれ取り外す工程とを有することを特徴とするエレベータの主ロープ取り替え方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-066092

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