特許
J-GLOBAL ID:200903086345951811

プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-343099
公開番号(公開出願番号):特開平7-163940
出願日: 1993年12月15日
公開日(公表日): 1995年06月27日
要約:
【要約】【構成】 亜鉛系めっき層の上のクロメート被膜の表面上に樹脂被膜が形成された亜鉛系めっき鋼板であって、樹脂被膜の厚さは0.3 〜5.0 μm であり、樹脂被膜は、所定量の溶剤系熱硬化性樹脂と固形潤滑剤と防錆顔料とからなっており、溶剤系熱硬化性樹脂は、水酸基含有ウレタンプレポリマーと、硬化剤としてのブロックポリイソシアネートポリマーまたはアミノ樹脂とからなっており、固形潤滑剤は、5μm 以下の粒径のフッ素樹脂、または、前記フッ素樹脂とポリオレフィン樹脂とが、フッ素樹脂/ポリオレフィン樹脂で10/0〜2/8 の割合で配合されている樹脂からなっている亜鉛系めっき鋼板。【効果】 この亜鉛系めっき鋼板は、その表面に潤滑油を塗布して成形するに際し、優れた潤滑性、プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性を有している。
請求項(抜粋):
亜鉛めっき鋼板または亜鉛系合金めっき鋼板の少なくとも1つの亜鉛系めっき層の上に、クロメート被膜が形成され、そして、前記クロメート被膜の上に、塗料を塗布しそしてこれを加熱硬化させることによって樹脂被膜が形成されている亜鉛系めっき鋼板であって、前記クロメート被膜の量は、前記鋼板の片面当たり、金属クロムに換算して5〜200mg/m2の範囲内であり、前記樹脂被膜の厚さは、前記鋼板の片面当たり、0.3 〜5.0 μm の範囲内であり、前記樹脂被膜は、固形分換算で、(A) 溶剤系熱硬化性樹脂: 100 重量部、(B) 固形潤滑剤 : 1〜30重量部、および、(C) 防錆顔料 : 3〜30重量部からなっており、前記溶剤系熱硬化性樹脂は、下記からなっており、(A) 下記化学成分組成を有する水酸基含有ウレタンプレポリマー、(a) ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールおよびポリエーテルポリエステルポリオールからなる群から選んだ少なくとも1種のポリオール、(b) イソシアネート化合物、および、(c) 2価のアルコール、および、(B) 硬化剤としてのブロックポリイソシアネートプレポリマーおよびアミノ樹脂のうちの少なくとも1種、そして、前記固形潤滑剤は、5μm 以下の粒径のフッ素樹脂、または、前記フッ素樹脂と1000以上の分子量を有するポリオレフィン樹脂とが、フッ素樹脂/ポリオレフィン樹脂で 10/0 〜2/8 の割合で配合されている樹脂からなっていることを特徴とする、プレス成形性、プレス成形後の外観性および耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板。
IPC (10件):
B05D 7/14 ,  B05D 3/10 ,  B05D 5/08 ,  B05D 7/24 302 ,  B32B 15/08 ,  C09D175/00 PHP ,  C23C 22/24 ,  C23C 26/00 ,  C23C 28/00 ,  C23F 11/00

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