特許
J-GLOBAL ID:200903086352776456

超電導部材冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-154534
公開番号(公開出願番号):特開平10-325661
出願日: 1997年05月28日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】【課題】 高温超電導部材を液体窒素により浸漬冷却する装置において、高価でかつ操作が煩雑な低温真空封止部を要することなく、冷却容器として大気に実質的に開放された一般的な汎用クライオスタットを用いて、従来よりも低温に冷却し得るようにするとともに、作動時における気泡の発生を防止し、さらには長期間の連続運転をも可能にする。【解決手段】 大気に実質的に開放された冷却容器内に、大気圧で過冷却状態の冷却用液体窒素を導入し、かつその冷却用液体窒素の液面上に空間を残して、その空間を大気圧の窒素ガスで満たした状態とし、冷却容器内の液体窒素中に超電導部材を浸漬させるようにした。また前記の大気圧で過冷却状態の冷却用液体窒素を得るために、大気に実質的に開放された供給側容器内において液体窒素を冷凍機により大気圧過冷却温度まで温度降下させることにより過冷却液体窒素を生成させ、その過冷却液体窒素を冷却容器へ送り込むこととした。
請求項(抜粋):
超電導部材を収容してその超電導部材を冷却するための大気に実質的に開放された冷却容器と;前記冷却容器へ供給すべき液体窒素を収容するための大気圧に実質的に開放された供給側容器と;前記供給側容器へ液体窒素を供給するための液体窒素供給手段と;前記供給側容器内の液体窒素を、大気圧下で過冷却温度まで冷却するための冷凍機と;前記供給側容器内において大気圧下で過冷却温度まで冷却された液体窒素を前記冷却容器に移送するための移送手段;とを有してなり、液面上に空間を残すように前記移送手段によって前記冷却容器内に供給された大気圧で過冷却状態の液体窒素中に前記超電導部材を浸漬させるようにしたことを特徴とする超電導部材冷却装置。

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