特許
J-GLOBAL ID:200903086370162520

核磁気共鳴イメージング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-092218
公開番号(公開出願番号):特開平5-261086
出願日: 1992年03月18日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 画像再構成のために前処理として実行されるNMR信号のディジタルフィルタ処理において、一般的に使用されるFIR方式のディジタルフィルタでは直線位相特性を実現できるが、処理時間が増大する処理時間を増加させず、位相特性を乱さないディジタルフィルタを提供する。【構成】 FIR方式に比べフィルタの次数が小さく、演算処理時間の増加を防げるIIR方式によるディジタルフィルタを使用する。ただし、位相回転を無くすために同一係数でのフィルタ処理を2回実施し、2回目のデータ入力は時系列の順序を1回目と逆にする処理を行う。【効果】 本発明によれば、FIR方式に比較して低い次数で急峻な特性が得られるIIR方式のディジタルフィルタを使用することにより演算時間が短縮され、次々と収集されるデータの処理が可能となる。又2段構成のフィルタ処理とし、1回目と2回目でデータの入力順序を時系列に対して逆にすることにより、単一IIR方式における位相回転の非直線性という問題も解決される。
請求項(抜粋):
被検体に均一な静磁場を与える手段と、傾斜磁場を与える手段と、前記被検体の組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場を与える高周波パルス送信手段と、前記核磁気共鳴による信号を検出する核磁気共鳴信号検出手段と、該共鳴信号を用いて画像再構成演算を行う演算手段と、より成る核磁気共鳴イメージング装置において、前記核磁気共鳴信号検出手段におけるAD変換部ディジタル信号処理系のディジタルフィルタを、信号の位相回転が発生しないように、再帰型フィルタを組合せたディジタルフィルタ手段で構成したことを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/28
FI (4件):
A61B 5/05 364 ,  A61B 5/05 374 ,  A61B 5/05 376 ,  G01N 24/02 K

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