特許
J-GLOBAL ID:200903086393120468

斜板型液圧回転機およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-244790
公開番号(公開出願番号):特開平8-082279
出願日: 1994年09月13日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【目的】 ピストンと摺動部材とを適正な引抜き強度をもって結合でき、かつ製造時の作業性を向上できると共に、製造コストの低減を図る。【構成】 ピストン31の凹球面部32にピストンシュー16の球面継手部17を嵌合し、ピストン31のかしめ部31Aを縮径させてピストン31とピストンシュー16とを結合した後に、ピストン31とピストンシュー16に対して軟窒化処理を行うことにより、かしめ部31Aにクラック等を発生させることなく、ピストン31とピストンシュー16とを適正な引抜き強度をもって結合することができる。しかも、ピストン31とピストンシュー16とを結合する前段階での、ピストン31のかしめ部31Aに対する旋削加工工程を不要にできるから、ピストン31等の製造時における作業性を大幅に向上できる。
請求項(抜粋):
斜板が設けられたケーシングと、該ケーシングに回転軸を介して設けられ、前記斜板と対向して回転するシリンダブロックと、該シリンダブロックに穿設した複数のシリンダ内に摺動可能に設けられ、先端側に凹球面部が形成された複数のピストンと、前記凹球面部に嵌合する球面継手部を介して該各ピストンの先端側に揺動自在に結合され、前記シリンダブロックの回転に伴って前記斜板上を摺動する複数の摺動部材とを備えてなる斜板型液圧回転機において、前記各ピストンには、前記凹球面部の開口端側に位置し、該凹球面部内に前記摺動部材の球面継手部を揺動自在に結合する結合部を形成し、かつ前記各ピストンの表面側には、該結合部の内,外周面を除いて軟窒化層を形成したことを特徴とする斜板型液圧回転機。

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