特許
J-GLOBAL ID:200903086404918181

IPMモータの制御方法及び制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-189028
公開番号(公開出願番号):特開2000-023498
出願日: 1998年07月03日
公開日(公表日): 2000年01月21日
要約:
【要約】【課題】モータ回転子速度が0の状態から回転子速度を精度良く演算推定することができるIPMモータの制御装置を提供する。【解決手段】 回転子に磁石を埋込んだ構造の同期電動機であるIPMモータの制御装置の内部信号から演算して得られる回転子磁極位置の推定信号と回転子速度推定信号とを用いてIPMモータの電機子回転磁界及び回転子速度を制御するIPMモータの制御方法において、モデルの電機子回転磁界位置に同期する座標系のγM M 軸モデルのγM 軸電流とδM 軸電流と、電機子に流れる実電流を電機子回転磁界に同期した座標系γ-δ軸成分に変換して得られるγ軸電流とδ1電流とからそれぞれγM 軸とδM 軸の両モデル電流誤差を求め(34)、これを用いてモデルの回転子速度に磁極位置ずれ角を補正する補正項を付加した。
請求項(抜粋):
回転子内部に永久磁石を埋め込んだ構造の同期電動機であるIPMモータの制御装置の内部信号から周期毎に演算して得られる回転子磁極位置の推定信号と回転子速度推定信号とを用いてIPMモータの電機子回転磁界及び回転子速度を制御するIPMモータの制御方法において、演算サイクル(n-1)におけるモデルの回転子速度と、電機子電流と電機子電圧を電機子回転磁界位置に同期する直交座標系のγ軸とδ軸に分けて考えたγ軸実電流とδ軸実電流と、γ軸電圧指令、δ軸電圧指令、電動機のモデル定数として1相の巻線抵抗、1相のd軸インダクタンス、1相のq軸インダクタンス、1相の回転子磁極の鎖交磁束、電動機の定格相電圧、電動機の定格電流、電動機回転磁界の定格角周波数、演算周期とから、モデルの電機子回転磁界位置に同期する座標系のγM M 軸モデルのγM 軸電流とδM 軸電流を求め、電機子に流れる実電流を電機子回転磁界に同期した座標系γ-δ軸成分に変換して得られる演算サイクル(n)におけるγ軸電流とδ軸電流、および前記演算したγM 軸モデル電流とδM 軸モデル電流から、それぞれ求めたγM 軸モデル電流誤差信号とδM 軸モデル電流誤差信号から演算サイクル(n-1)におけるモデルの回転子速度に回転子速度の変化に対応して補正する速度補正項と磁極位置ずれ角を補正する速度補正項を同時に付加して演算して得られる演算サイクル(n)におけるモデルの回転子速度を速度制御器への速度帰還信号として用いるとともに、前記演算サイクル(n)におけるモデルの回転子速度と前記演算サイクル(n-1)におけるモデルの回転子速度の平均値を回転子磁極位置の変化分として積算して得られる演算サイクル(n)におけるモデルの回転子磁極位置信号を電機子回転磁界の制御信号として用いることを特徴とするIPMモータの制御方法。
Fターム (14件):
5H576BB10 ,  5H576DD02 ,  5H576DD07 ,  5H576EE01 ,  5H576EE11 ,  5H576GG02 ,  5H576GG04 ,  5H576HB01 ,  5H576JJ08 ,  5H576JJ17 ,  5H576JJ25 ,  5H576LL14 ,  5H576LL22 ,  5H576LL41

前のページに戻る