特許
J-GLOBAL ID:200903086404975924

摩擦車式無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮内 利行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-350300
公開番号(公開出願番号):特開平6-174030
出願日: 1992年12月03日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 変速比、スリップ量、油温などの変化に対応させて、入力ディスクと出力ディスクとの間に作用させる推力を変化させることができるようにする。【構成】 推力カム装置38は、入力軸10と一体に回転しかつ軸方向に移動可能に設けられたカム入力部材40と、これと入力ディスク16との間に回転可能に支持されるカムローラ42とを有し、カム入力部材40は、入力軸10に直交する駆動カム部44とこれの外径部から入力ディスク16方向に入力軸10と平行に伸びるシリンダ部46とを有しており、駆動カム部44及び入力ディスク16のそれぞれカムローラ42と接触する面にはカム面が形成されており、シリンダ部46の内周面と入力ディスク16の外径部との間、カム入力部材40の内径部と入力軸10との間、及び入力ディスク16の内径部と入力軸10との間にそれぞれシール部材48、50、52が設けられてカム入力部材40と入力ディスク16との間に油圧室54が形成されている。
請求項(抜粋):
入力軸(10)を中心として回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられる入力ディスク(16、22)と、入力ディスク(16、22)と同心にこれに対面するように設けられるとともに回転可能かつ入力ディスク(16、22)から遠ざかる方向に移動しないように拘束された出力ディスク(18、24)と、両ディスク(16、22、18、24)によって形成されるトロイド状のみぞ内に両ディスク(16、22、18、24)と摩擦接触するように配置される摩擦ローラ(20、26)と、入力ディスク(16)の摩擦ローラ(20)接触面とは反対側である背面側に設けられるとともに両ディスク(16、22、18、24)間に入力トルクに応じた推力を作用可能な推力カム装置(38)と、推力カム装置(38)を介して両ディスク(16、22、18、24)に推力を作用するばね部材(58)と、を有し、推力カム装置(38)は、入力軸(10)と相対回転可能にかつ入力ディスク(16)から遠ざかる方向に移動しないように拘束されたカム入力部材(40)と、カム入力部材(40)と入力ディスク(16)との間に支持されるカムローラ(42)と、を有し、カム入力部材(40)は、入力軸(10)に直交する駆動カム部(44)を有しており、カム入力部材(40)の駆動カム部(44)及び入力ディスク(16)のそれぞれカムローラ(42)と接触する面とカムローラ(42)とによってカム入力部材(40)と入力ディスク(16)とが相対回転するほど両部材を互いに遠ざけるカム機構が形成されている、摩擦車式無段変速機において、カム入力部材(40)と入力ディスク(16)との間にこれらを互いに遠ざける方向に押圧可能な油圧室(54)が形成されていることを特徴とする摩擦車式無段変速機。

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