特許
J-GLOBAL ID:200903086422726559
マイクロレンズアレイシート及び液晶表示素子
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-198865
公開番号(公開出願番号):特開平10-039113
出願日: 1996年07月29日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 透過型液晶表示素子の画面を正面から観察した場合の中央部の輝度を低下させずに、視野角を拡大させることができるマイクロレンズアレイシートを提供し、更に、これを用いて得られる表示性能の優れた液晶表示素子を提供する。【解決手段】 第1物質層1、第2物質層2、第3物質層3の屈折率を、各々、n1 、n2 、n3 とし、n1 >n2 >n3 である時、第1物質層の裏面側6に凹凸面が設けられ、これに第2物質層の表面7が部分接触するように積層され、第1物質層及び第2物質層間に第3物質層3が不連続な層として介在されて、第1物質層の裏面側の凹凸面がレンズ面として機能する微小単位レンズが周期的に面状に配列されたマイクロレンズアレイシートであって、上記各層、形状に特定の幾何光学的条件が付加されている。
請求項(抜粋):
第1物質層と、該第1物質層より小さい屈折率を持つ第2物質層と、該第1物質層及び該第2物質層よりも小さい屈折率を持つ第3物質層とからなり、第1物質層の表面側が平面状に形成されるともに、その裏面側が、表面と平行面をなす平面部分に凹面及び/又は凸面部分が周期的に配列する凹凸面に形成され、その第1物質層の裏面側に第2物質層の表面が部分接触するように積層され、第1物質層及び第2物質層間に第3物質層が不連続な層として介在されて、第1物質層の裏面側の凹凸面がレンズ面として機能する微小単位レンズが周期的に面状に配列されたマイクロレンズアレイシートであって、前記第1物質層の凹凸面上の任意の点における接面が第1物質層の表面となす2つの角度のうち広くない方の角度を斜面角度θとし、該斜面角度θが最大になる凹凸面上の点Aの角度を最大斜面角度θmax とするとき、前記A点を通過する光線について、前記θmax と各物質の屈折率から幾何光学的に求められる下記項目(1)、(2)、(3)を満足することを特徴とするマイクロレンズアレイシート。(1)第2物質層側の表面法線方向からマイクロレンズアレイシートに入射して、凹凸面に到達した光線群が第1物質を透過して、第1物質層側の表面から大気中に出射するときの表面の法線方向に対する屈折角αが、|α|≧15度であるような傾斜を有する斜面の量が、1周期中10%以上であること。(2)第2物質層側の表面法線方向からマイクロレンズアレイシートに入射して、凹凸面に到達した光線群が第1物質層を透過して、第1物質層側の表面から大気中に出射するときの表面の法線方向に対する屈折角αが、|α|≦5度の範囲にある出射光強度が、全出射光強度の40%以上であること。(3)第1物質層側の表面法線方向からマイクロレンズアレイシートに入射して、前記点Aの最大傾斜斜面に到達した光線が第3物質層側に透過する時の透過率が80%以上であること。
IPC (3件):
G02B 3/00
, G02F 1/1333 500
, G02F 1/1335
FI (3件):
G02B 3/00 A
, G02F 1/1333 500
, G02F 1/1335
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