特許
J-GLOBAL ID:200903086423877488

予張力を導入させるブレースのノード間取付構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-186577
公開番号(公開出願番号):特開平8-027896
出願日: 1994年07月14日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 不動状態にある二つのノードの間に予張力を導入させるブレースを取り付け、その予張力を正確に与えることができるようにすること。【構成】 拡径部1Aと連結雄ねじ部1Bとを各端に形成した鋼棒材1と、ノード2Mに接合される接合ねじ部3Aを備えて拡径部1Aに当接されるスリーブ3と、ノード2Nに接合される接合ねじ部4Aを備えて連結雄ねじ部1Bに螺合されるスリーブ4とからブレース13を構成する。スリーブ3のノード当接面3cからスリーブ4のノード当接面4cまでを、ノード2,2間の距離LNNから予張力を付与するための引張り伸ばし代を差し引いた長さに設定しておく。ノード2Mのねじ孔2mの深さを、第一接合ねじ部3Aの長さと拡径部1Aの長さと第二接合ねじ部4Aの長さとの和から、引張り伸ばし代を差し引いた長さ以上とすれば、ブレース13をノード2,2間に配置しかつ所望の予張力が与えられる。
請求項(抜粋):
複数の構造部材をノードに接続することによってトラスを形成し、該トラスの各グリッドの対角位置にあるノード間に初期張力を導入させるブレースを取り付ける接合構造において、上記ブレースは、一方端部に形成した拡径部と他方端部の外面にねじを形成した連結雄ねじ部とを有する鋼棒材と、該鋼棒材の一方端部を一方のノードに接続するための第一接合部材と、前記他方端部を他方のノードに接続する第二接合部材とを備え、上記第一接合部材は、前記鋼棒材を縦通させる挿通孔を有し前記拡径部に当接して抜け落ちないように外嵌される第一スリーブであり、上記第二接合部材は、前記鋼棒材の他方端部を挿入する挿入ねじ孔を有して、前記連結雄ねじ部に螺合するように外嵌される第二スリーブであり、前記第一スリーブは、前記拡径部の直径より大きい谷径を有してノード側部位の外面にねじを形成した第一接合ねじ部と、該第一接合ねじ部を前記一方のノードのねじ孔に螺合させるための回転力を与える作用面が反ノード側部位の外周に形成された第一多角状部と、該第一多角状部と前記第一接合ねじ部との境界部分に前記一方のノードに面接触する第一ノード当接面と、ノード側部位の端面に形成されて前記拡径部の反ノード側の面に当接される拡径部当接面とを備え、前記第二スリーブは、ノード側部位の外面にねじを形成した第二接合ねじ部と、該第二接合ねじ部を他方のノードのねじ孔に螺合させるための回転力を与える作用面が反ノード側部位の外周に形成された第二多角状部と、該第二多角状部と前記第二接合ねじ部との境界部分に前記他方のノードに面接触する第二ノード当接面と、前記第二接合ねじ部内に形成されて前記挿入ねじ孔に連なる貫通ねじ孔と、該貫通ねじ孔に螺着して前記鋼棒材の他方端に当接させることにより前記連結雄ねじ部と挿入ねじ孔との螺合量を規定する調整ねじとを備え、前記一方のノードのねじ孔の深さは、前記第一接合ねじ部の長さと前記拡径部の長さと前記第二接合ねじ部の長さとの和から、前記鋼棒材に予張力を付与するための引張り伸ばし代を差し引いた長さ以上に確保され、前記連結雄ねじ部のねじは前記第二接合ねじ部のねじと逆方向螺旋に選定されていることを特徴とする予張力を導入させるブレースのノード間取付構造。
IPC (4件):
E04B 1/19 ,  E04B 1/32 102 ,  E04B 1/58 ,  E04C 3/10

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