特許
J-GLOBAL ID:200903086435607583

プラスチック製遠心羽根車の成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-177925
公開番号(公開出願番号):特開平7-032411
出願日: 1993年07月19日
公開日(公表日): 1995年02月03日
要約:
【要約】【目的】本発明は、成形温度が高い樹脂材でも、水溶性樹脂製の中子を用いて、遠心羽根車の全体を一体成形できる遠心羽根車の成形方法を提供する。【構成】射出成形機の金型1内に形成されている主板成形部5と副板成形部6との間に、耐熱性の皮膜12で表面が被覆された水溶性樹脂製の中子9aを周方向に所定の間隔で設けて、中子9aで囲まれる部分に渦巻き状に延びる羽根成形部12を形成して、金型1内において行われるプラスチックの射出成形の際、中子9aが受ける熱を皮膜12で緩和して、同射出成形時における中子9aの熱変形を防ぐようにした。また皮膜12は、射出成形に伴い、溶けて成形物18と一体になる材料が用いられ、その後、行われる中子9aの溶出工程には影響を与えない。
請求項(抜粋):
遠心羽根車の外形に対応した成形型を有する射出成形機の前記成形型内に並行に形成されている主板成形部と副板成形部との間に、溶出除去可能なプラスチック製の複数の中子を周方向に沿って所定の間隔で設けて、中子で囲まれる前記主板成形部と副板成形部との間の部分に、軸心から外周方向に向かって渦巻き状に延びる羽根成形部を形成し、この後、前記成形型内においてプラスチックにより射出成形し、この射出成形された成形物の中子に溶媒を接触させて、同成形物の内部から前記中子を溶出させるものであって、前記中子の表面には、前記射出成形時における中子へ伝達される熱を抑制しながら前記成形物と一体に溶着する耐熱性の皮膜材料が皮膜形成されていることを特徴とするプラスチック製遠心羽根車の成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/14 ,  B29C 45/16 ,  F04D 29/24 ,  B29L 31:08

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