特許
J-GLOBAL ID:200903086472708454

電源回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 邦彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-273144
公開番号(公開出願番号):特開平5-091740
出願日: 1991年09月25日
公開日(公表日): 1993年04月09日
要約:
【要約】【目的】 電流および電圧共振動作を交互に利用して、全スイッチング動作を零電圧または零電流で行なう電源回路において、スイッチング素子に流れる電流を減らして発熱を防止する。【構成】 トランスT1は中点タップ付1次巻線10を具えている。1次巻線10の両端間には2個のスイッチング素子S1,S2が直列に接続されている。スイッチング素子S1,S2の接続点Pと1次巻線中点タップQとの間には直流電源1が接続されている。スイッチング素子S1,S2を交互にオン、オフすることによりトランスT1の1次自己インダクタンスL1とコンデンサC1とで並列共振を行ない、1次、2次間漏れインダクタンスL2とコンデンサC2とで直列共振を行なう。これにより、零電圧オン、零電流オフを実現する。スイッチングがプッシュプル形であるので、ハーフブリッジ形に比べてスイッチング素子S1,S2を流れる電流が半分になる。
請求項(抜粋):
中点タップ付1次巻線を具えるトランスと、このトランスの前記1次巻線の両端間に直列接続された2個のスイッチング素子からなるスイッチング手段と、前記2個のスイッチング素子の接続点と前記トランスの中点タップとの間に接続された直流電源と、前記トランスの2次側出力を整流、平滑して直流出力を取り出す直流出力手段と、前記トランスの1次自己インダクタンスとこのトランスの1次側に配されるコンデンサを少くとも利用して構成され、前記スイッチング手段の出力端子に生じる電圧に対して並列に形成される並列共振手段と、前記トランスの1次、2次間漏れインダクタンスとこのトランスの2次側に配されるコンデンサを少くとも利用して構成され、前記スイッチング手段の出力端子に流れる電流に対して直列に形成される直列共振手段と、前記スイッチング手段の2個のスイッチング素子を交互にかつ間欠的にオンするように制御するタイミング制御手段とを具備してなり、前記直流出力手段を用いることにより前記直列共振手段の共振電流から直流出力を取り出すとともに、前記並列共振手段の並列共振電圧を用いることにより前記スイッチング手段の出力端の電位を一方の電位から他方の電位へ変化させ、もって、前記スイッチング手段のスイッチング素子の全てのスイッチング動作がほぼ零電圧またはほぼ零電流で行われるように構成するとともに、回路内の動作電圧および動作電流の高調波成分を低減するように構成したことを特徴とする電源回路。
IPC (2件):
H02M 3/28 ,  H02M 3/337
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-082366
  • 特開平1-152959

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