特許
J-GLOBAL ID:200903086477056560

希土類系異方性磁石粉末の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-205820
公開番号(公開出願番号):特開平5-152113
出願日: 1991年08月16日
公開日(公表日): 1993年06月18日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、パック圧延による希土類系異方性磁石粉末の製造において、結晶粒が粗大化する温度範囲の加熱時間を短縮化すると共に、容器内充填物の温度分布を均一にすることによって、高特性異方性粉末を安定して製造できる方法を提供することである。【構成】 Nd-Fe-B-(Cu)系急冷薄帯を金属製容器に詰めて、内部を真空または不活性雰囲気に保持した圧延素材を400°C以上700°C以下の温度T<SB>1 </SB>で0%超40%未満の圧延率で圧延した後、再加熱し、500°C以上900°C以下の温度T<SB>2 </SB>(ただし、T<SB>1 </SB><T<SB>2 </SB>)で40%以上95%以下の圧延率で再び圧延する。ただし、該薄帯の圧延前の厚さをt<SB>0 </SB>、圧延後の圧延圧下方向の厚さをtとする場合、圧延率を{(t<SB>0 </SB>-t)/t<SB>0 </SB>}×100(%)で定義する。この二段圧延法によって、均質な高特性異方性粉末を製造することができる。
請求項(抜粋):
原子百分率で、12%超20%以下のR(RはNdまたはPrの少なくとも一種を含む希土類元素)、4%以上10%以下のB、残部Fe(ただし、Fe量の20%までをCoで置換可能)および不可避不純物なる組成の合金を溶解し、超急冷によって製造した永久磁石薄帯を金属製の容器に詰めて、容器内を真空または不活性雰囲気で置換し密閉した後、該容器を圧延し、必要に応じ前記圧延後の粉末固化体を粉砕することを特徴とする希土類系異方性磁石粉末の製造方法において、該薄帯の圧延前の厚さをt<SB>0 </SB>、圧延後の圧延圧下方向の厚さをtとし、圧延率を{(t<SB>0 </SB>-t)/t<SB>0 </SB>}×100(%)で定義する場合、400°C以上700°C以下の温度T<SB>1 </SB>で0%超40%未満の圧延率になるように圧延した後、再加熱し、500°C以上900°C以下の温度T<SB>2 </SB>(ただし、T<SB>1 </SB><T<SB>2 </SB>)で40%以上95%以下の圧延率になるように、再び、圧延することを特徴とする希土類系異方性磁石粉末の製造方法。
IPC (4件):
H01F 1/06 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053 ,  H01F 1/08
FI (2件):
H01F 1/06 A ,  H01F 1/04 H

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