特許
J-GLOBAL ID:200903086613252808

ポリオレフィン系樹脂組成物からの予備発泡粒子の製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝日奈 宗太 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-263674
公開番号(公開出願番号):特開平11-100457
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 安全性、経済性、環境面に問題のある揮発性発泡剤や地球温暖化の点で問題のある炭酸ガスなどを使用せずに、緩衝材などに使用しうる高度な柔軟性、緩衝性を有する発泡体がえられる高発泡倍率の予備発泡粒子を製造する。【解決手段】 (A)ポリオレフィン系樹脂100重量部、(B)親水性ポリマー0.05〜20重量部、(C)充填剤0〜5重量部を含有し、該ポリオレフィン系樹脂の融点における水蒸気圧下での含水率((A)成分および(B)成分の合計量に対する割合)が1〜50重量%であるポリオレフィン系樹脂組成物からの粒子を、密閉容器内でポリオレフィン系樹脂100重量部に対して1〜100重量部の沸点100°C未満のアルコールを含有する水系分散媒に分散させ、前記粒子を前記ポリオレフィン系樹脂の軟化温度以上の温度に加熱し、含水率が1〜50重量%の含水粒子にする条件で処理したのち、内圧を保持しつつ低圧の雰囲気中に放出させて、予備発泡粒子を製造する。
請求項(抜粋):
(A)ポリオレフィン系樹脂100重量部、(B)親水性ポリマー0.05〜20重量部、(C)無機充填剤および(または)有機充填剤0〜5重量部を含有し、該ポリオレフィン系樹脂の融点における水蒸気圧下での含水率((A)成分および(B)成分の合計量に対する割合)が1〜50重量%であるポリオレフィン系樹脂組成物からの粒子を密閉容器内で水系分散媒に分散させ、前記粒子を前記ポリオレフィン系樹脂の軟化温度以上の温度に加熱し、含水率((A)成分および(B)成分の合計量に対する割合)が1〜50重量%の含水粒子にする条件で処理したのち、密閉容器内の圧力を保持しつつ前記密閉容器の内圧よりも低圧の雰囲気中に放出させ、前記含水粒子を発泡させて予備発泡粒子を製造する際に、前記水系分散媒中に沸点100°C未満のアルコールをポリオレフィン系樹脂100重量部に対して1〜100重量部含有させることを特徴とするポリオレフィン系樹脂組成物からの予備発泡粒子の製法。

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