特許
J-GLOBAL ID:200903086615554615
直接変換FSK受信機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
永田 武三郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-052321
公開番号(公開出願番号):特開平9-224059
出願日: 1996年02月15日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 長い符号の場合、AFC動作に伴って発生する誤りを防止する直接変換FSK受信機を提供する。【解決手段】 検出直流オフセット成分は変換器5,6か増幅器8へ負帰還して直流オフセットを補正し、また利得可変増幅器7の出力を2乗10して、この出力レベルが一定になるように増幅器へ負帰還して、同相、直交両ベースバンド信号の安定な出力を確保するとともに、この両信号とそれらの微分17,18信号とを二つの乗算器19,20により襷がけに乗算を行い、差21をとって復調する。さらにこの復調出力を論理判定23,24して出力端子に与えるとともに、差24を求め、これを平滑12し変調符号の内容には関係なく、局部搬送波に対する入力FSK信号中心周波数の誤差を検出し、この誤差信号で局部搬送波発振器2の周波数を制御して常に安定なFSK信号を得る。
請求項(抜粋):
入力FSK(周波数シフトキーイング)信号をベースバンド信号へ直接周波数変換するための変換器(乗算器とローパスフィルタから成る)、この変換器へ加えるための局部搬送波を発生させる電圧制御発振器、およびこの局部搬送波より作成した同相、直交の位相をもつ二つの搬送波とグランド電位の三つを切換える切換器と、変換器出力のベースバンド信号を増幅する利得可変増幅器と、この利得可変増幅器の出力を三つに分配する分配器を設け、前記切換器とこの分配器をベースバンド信号に比し充分に高速で同期して切換え、この分配器の三つの出力をそれぞれろ波することによって、同相、直交の両ベースバンド信号、および切換、変換、増幅、分配系を通じての総合の直流オフセット成分を検出し、このオフセット成分を前記切換、変換、増幅、分配系のうちの何れかへ負帰還して直流オフセットを補正するとともに、前記利得可変増幅器出力を2乗して信号電力に変換したのちこの増幅器の利得を負帰還制御することによって、正確な同相、直交の両ベースバンド信号を得、この両信号とそれらの微分信号を二つの乗算器を用いて襷がけに乗算し、両乗算出力の差を求めることによって、直線特性の周波数弁別器を構成し、この弁別器出力をコンパレータに加えて2値の論理電圧レベルに矯正してFSK信号の復調出力とするとともに、コンパレータの入出力信号を減算回路に加えて両信号波形の差を求め、これをループフィルタに加えることによって、入力FSK信号の中心周波数と前記局部搬送波との周波数誤差に比例した電圧を得、これを前記電圧制御発振器に加えることにより、FSK信号の変調の符号内容に無関係にAFC(自動周波数制御)動作を行わせるよう構成されていることを特徴とする直接変換FSK受信機。
IPC (2件):
FI (2件):
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