特許
J-GLOBAL ID:200903086657128381

能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-331456
公開番号(公開出願番号):特開平7-191760
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】制御が本格的な発散に至ることを回避できるようにする。【構成】ステップ201で振動の周期が一定であり且つステップ202,203で適応ディジタルフィルタが発散する可能性が高いと判定された場合には、ステップ204に移行し、適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数が描く波形と、直線との交点(大きさ0)であるゼロクロスポイントZPを求める。そして、ステップ205で、そのゼロクロスポイントZPの個数が2であると判定された場合には、ステップ206に移行して、フィルタ係数が正から負に移行する正負ゼロクロスポイントZP1 と、フィルタ係数が負から正に移行する負正ゼロクロスポイントZP2 とを設定し、後にゼロクロスポイントが3以上になった場合、ステップ207〜210で正領域内のフィルタ係数のうち極性が負のものと負領域内のフィルタ係数のうち極性が正のものとを“0”に強制的に設定する。
請求項(抜粋):
振動源から発せられた周期的な振動と干渉する制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動源の振動発生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生成手段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動信号として出力する残留振動検出手段と、前記基準信号をフィルタ処理して前記制御振動源を駆動する駆動信号を生成する適応ディジタルフィルタと、前記基準信号及び前記残留振動信号に基づいて前記干渉後の振動が低減するように適応アルゴリズムに従って前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段と、を備えた能動型振動制御装置において、前記適応ディジタルフィルタが発散傾向にない安定状態であるか否かを判定する安定状態判定手段と、前記安定状態にあるときに前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数が採り得る範囲の中間若しくはその付近の値である所定のしきい値と前記適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数との大小関係を判定する大小関係判定手段と、前記安定状態判定手段が前記安定状態であると判定した場合に前記大小関係判定手段の判定結果を各フィルタ係数と対応させて記憶する記憶手段と、前記大小関係判定手段の判定結果と前記記憶手段の記憶内容とを比較し両者が一致しない場合にはその対応するフィルタ係数を前記しきい値に強制的に設定するフィルタ係数強制設定手段と、を設けたことを特徴とする能動型振動制御装置。
IPC (6件):
G05D 19/02 ,  B60K 5/12 ,  F16F 15/02 ,  G05B 11/36 501 ,  G05B 13/02 ,  G10K 11/178

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