特許
J-GLOBAL ID:200903086683796023

特に微小手術用生体材料として使用するための微生物産生成形セルロースの製造方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斎藤 侑 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-559863
公開番号(公開出願番号):特表2003-525039
出願日: 2001年02月13日
公開日(公表日): 2003年08月26日
要約:
【要約】人工血管として外来物質を用いると血栓の危険があるため、特に微小手術(血管内径1〜3mmまたはそれ以下)用として外来物質は、限られた場合を除きほとんど利用されない。特に、極めて微細な血管の代替物として、血液と接触するプロテーゼ材料の表面が高品質で血栓の付着防止に関して高い信頼性を有する生体材料が必要である。そのような生体材料は、成形用部材、特にガラス管とガラス製部材から成るガラスマトリックスを、接種済みの培養液を満たした容器に浸漬し、接種済み培養液を成形用部材の壁間の間隙に進入させ、培養を高湿度・好気性条件下で行うことにより製造することができる。更に、生体材料の使用時に血液と接触するプロテーゼ材料の面を形成するための成形用部材には、未使用の物体(ガラス製部材)を培養のたびに使用する。これは血管プロテーゼの表面品質を確実に良好に維持し、使用した生体物質への血栓の付着の危険を確実に防止する唯一の方法である。本方法は特に微小手術用、例えば血管その他内腔を有する器官のプロテーゼ、あるいは神経線維を被覆するためのカフ等に適用するのに好適である。
請求項(抜粋):
セルロース生産性微生物、例えば安定な形状のセルロース層を生産するアセトバクター・キシリヌムの菌株を滅菌済み培養液に接種し、該バクテリアを成形用部材の壁間の間隙で培養し、培養によって生成した生体材料を成形用部材から分離し洗浄することによる、特に微小手術に使用し得る微生物産生成形セルロースの製造方法において、成形用部材の壁を、接種済みの培養液を含む容器に浸漬し、微生物を容器内および成形用部材の壁間の空間においてセルロース産生のための高湿度・好気性環境下で培養し、更に製造プロセス毎に、高い表面品質を有する未使用の成形用部材を、該生体材料使用時に血液と接触するプロテーゼ材料の表面を形成するための成形用部材の壁として使用することを特徴とする微生物産生成形セルロースの製造方法。
IPC (3件):
C12P 19/04 ,  A61L 31/00 ,  C12M 1/00
FI (3件):
C12P 19/04 C ,  A61L 31/00 T ,  C12M 1/00 C
Fターム (35件):
4B029AA02 ,  4B029AA08 ,  4B029AA27 ,  4B029BB02 ,  4B029CC01 ,  4B029CC02 ,  4B029CC08 ,  4B029DB19 ,  4B029DF05 ,  4B029DF10 ,  4B029DG08 ,  4B029DG10 ,  4B029GA02 ,  4B029GA06 ,  4B029GA08 ,  4B029GB01 ,  4B029GB02 ,  4B029GB04 ,  4B029GB10 ,  4B064AF12 ,  4B064CA02 ,  4B064CC01 ,  4B064CC21 ,  4B064CE20 ,  4B064DA01 ,  4C081AB13 ,  4C081AB18 ,  4C081BA03 ,  4C081BC01 ,  4C081CD022 ,  4C081CD31 ,  4C081DA02 ,  4C081DA03 ,  4C081DC01 ,  4C081EA01
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • Polym.News,Vol.24,No.11(1999)p.377-379

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