特許
J-GLOBAL ID:200903086751108661

車両のスリツプ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-225692
公開番号(公開出願番号):特開平5-058268
出願日: 1991年09月05日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】 車輪速の低下度合が小さい領域では加減速信号の正負の符号が変動することを防止するとともに、車輪速の低下度合が大きい領域では減速遅れが生じることを防止できる車両のスリップ制御装置を提供する。【構成】 車輪のブレーキ圧を調整する油圧調整手段と車輪速に基づいて当該車輪の加減速度を算出する加減速算出手段とを備えるとともに、上記ブレーキ圧が、少なくとも増圧フェーズと減圧フェーズとを含むサイクルに従って周期的に増減するように上記油圧調整手段を作動させるコントロールユニット24を備えてなる車両のスリップ制御装置において、各制御フェーズの移行および終了タイミングを加減速信号に基づいて制御するようにし、少なくとも、上記増圧フェーズの終了タイミング及び該増圧フェーズの終了後に再び増圧フェーズに移行するタイミングはフィルタ処理を施した加減速信号で制御する一方、上記減圧フェーズへの移行タイミングはフィルタ処理を施さない加減速信号で制御することを特徴とする。
請求項(抜粋):
車輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、車輪のブレーキ圧を調整する油圧調整手段と、上記車輪速検出手段によって検出された車輪速に基づいて当該車輪の加減速度を算出する加減速算出手段とを備えるとともに、上記ブレーキ圧が、少なくとも増圧フェーズと減圧フェーズとを含むサイクルに従って周期的に増減するように上記油圧調整手段を作動させる制御手段を備えてなる車両のスリップ制御装置において、上記増圧フェーズ及び減圧フェーズへの移行タイミング並びにこれら各フェーズの終了タイミングを、上記加減速算出手段から出力された加減速信号に基づいて制御するようにし、少なくとも、上記増圧フェーズの終了タイミング及び該増圧フェーズの終了後に再び増圧フェーズに移行するタイミングはフィルタ処理を施した加減速信号で制御する一方、上記減圧フェーズへの移行タイミングはフィルタ処理を施さない加減速信号で制御することを特徴とする車両のスリップ制御装置。

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