特許
J-GLOBAL ID:200903086760880288

ダムにおけるタイヤ緩衝構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光田 敦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-176459
公開番号(公開出願番号):特開2000-008352
出願日: 1998年06月23日
公開日(公表日): 2000年01月11日
要約:
【要約】【課題】 砂防ダムの土石流による衝撃力を、リサイクル可能なタイヤを利用した緩衝構造体により、緩和し堤体損壊を防止するとともに、省資源、地球環境の改善にも寄与する。【解決手段】 砂防ダム1の堤体2の上流側の面に、タイヤ柱9が複数本、川幅方向に平面配置され、かつこの平面配置されたものが川の流れの方向に一又は二以上の層に配置されて成るタイヤ緩衝構造体7により、土石流による衝撃を緩衝する。タイヤ柱9は、積み重ねられた複数のタイヤと、タイヤのホイール孔を通してホイール孔の内面に当接するように形成され、タイヤ8内を半密閉状態にする芯柱とから構成される。
請求項(抜粋):
ダムの堤体の上流側の面に配置され、土石流による衝撃を緩衝するタイヤ緩衝構造体であって、上記タイヤ緩衝構造体は、タイヤ柱が複数本、川幅方向に平面配置され、かつ上記タイヤ柱の平面配置されたものが川の流れの方向に一又は二以上の層に配置されてなり、上記タイヤ柱は、積み重ねられた複数のタイヤと、該複数の積み重ねられたタイヤのホイール孔を通して該ホイール孔の内面に当接するように挿入され、上記タイヤ内を半密閉状態にする芯柱とからなり、土石流が上記タイヤに衝突した際の衝撃力が、該タイヤ自体の弾性力と、該タイヤ内の空気が該タイヤと上記ホイール孔の細隙から流出する際に生じる衝撃力を減衰させる緩衝作用により、吸収、緩和されて、上記堤体の保護をすることを特徴とするダムにおけるタイヤ緩衝構造体。

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