特許
J-GLOBAL ID:200903086763762316

締結クラッチのリリーフ弁構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179427
公開番号(公開出願番号):特開平11-022748
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】レイアウト自由度が向上して容易に製作することが可能な締結クラッチのリリーフ弁構造を提供する。【解決手段】多板クラッチを押圧すう前進用クラッチピストン32fに、リターンスプリング32hが当接している壁面から前進用クラッチシリンダ室32jに貫通するリリーフ孔84を形成し、リターンスプリング側で開口するリリーフ孔の開口部にリリーフボール86を当接し、リリーフ孔に向かう所定のリターンスプリングによりリリーフボールを押圧してリリーフ孔を閉塞している。そして、リリーフボールを押圧している所定のリターンプリングを、前進用クラッチシリンダ室の作動流体の圧力が所定値以上に達したときに、リリーフボールによるリリーフ孔の閉塞を解除するバネ定数に設定した。
請求項(抜粋):
入力軸とともに回転するクラッチドラムと、一部のクラッチ部材を前記クラッチドラムに係合し、軸方向の移動により互いに締結して前記クラッチドラムに伝達した回転力を出力側に伝達することが可能な多板クラッチと、前記クラッチドラムの内側に同軸に配設されて前記多板クラッチ部材に向けて移動可能なピストンと、前記クラッチドラム及び前記ピストンとの対向壁間に設けられて作動流体が供給されるシリンダ室と、前記ピストンの軸を中心とした所定の円周上に所定間隔をあけて配置されて前記クラッチドラムと対向しない前記ピストンの壁面に当接し、前記ピストンを前記多板クラッチ部材から離間する方向に押圧する複数本のリターンスプリングとを備えた締結クラッチにおいて、前記ピストンに、前記リターンスプリングが当接している壁面から前記シリンダ室に向かって貫通するリリーフ孔を形成し、前記リターンスプリング側で開口する前記リリーフ孔の開口部にリリーフボールを当接し、前記リリーフ孔に向かう所定のリターンスプリングにより前記リリーフボールを押圧して前記リリーフ孔を閉塞するとともに、前記リリーフボールを押圧している所定のリターンプリングを、前記シリンダ室の作動流体の圧力が所定値以上に達したときに、前記リリーフボールによる前記リリーフ孔の閉塞を解除するバネ定数に設定したことを特徴とする締結クラッチのリリーフ弁構造。
IPC (2件):
F16D 25/0638 ,  F16D 48/00
FI (2件):
F16D 25/063 K ,  F16D 25/11 B

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