特許
J-GLOBAL ID:200903086764182615

履帯のリンク及びピンの固定構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-182264
公開番号(公開出願番号):特開2001-010552
出願日: 1999年06月28日
公開日(公表日): 2001年01月16日
要約:
【要約】【課題】リンク及びピンを確実に且つ強固に結合できると共に前記ピンの軸方向に対する保持力を充分に確保でき、リンク及びピンの組み立てを安価に且つ容易にに行うことが可能な履帯のリンク及びピンの固定構造を提供する。【解決手段】リンク(3,4) のピン圧入孔(12)とピン(8) の露呈端部(80)との間に、断面の径がDである弾性リング(17)を嵌着させる環状の開口入口を有する嵌着空間(16)を設けている。同嵌着空間(16)のリンク内壁面及びピン外周面は、それぞれがピン(8) の軸線と角度α, β( α>β)をもって奥側に窄まるようなテーパ面(12c,8b)に形成されている。前記弾性リング(17)は、その断面中心(O) を通る垂線(P) と前記角度α,βをもって前記嵌着空間(16)の各テーパ面(8b,12c)に接触し、その各テーパ面(8b,12c)上の接触点(A,B) と前記弾性リング断面中心(O) を通る水平線(H) との間の各寸法d1,d2、前記弾性リング断面の径D、及び前記角度α,βは、α>β,D>d1+d2(ただし、d1=D/2・ cosα、d2=D/2・ cosβ)の関係を有している。
請求項(抜粋):
車両の走行用履帯のリンク及びピンの固定構造であって、リンクのピン圧入孔の開口端部と同開口端部内に露呈するピンの圧入端部との間に、断面の径がDである弾性リングを嵌入させる環状の開口を有する嵌着空間が形成され、同嵌着空間のリンク内壁面は、ピンの軸線と所定の角度αをもって交差するように奥に向かって漸次縮径する内径テーパ面を有し、前記嵌着空間に露呈するピンの露呈端部の外周面は、ピンの軸線と所定の角度βをもって交差するように奥に向かって漸次縮径する外径テーパ面を有してなり、前記嵌着空間は前記内径テーパ面及び外径テーパ面に接続する内外の各環状面を経てリンクの前記ピン圧入孔の内径面と交差しており、前記弾性リングは、前記嵌着空間の内径テーパ面及び外径テーパ面の各接触点と、前記弾性リングの断面中心を通る水平線との間の各寸法がd1,d2であるとき、前記寸法d1,d2、前記弾性リング断面の径D、前記角度α,βが、次の関係を有することを特徴とする履帯のリンク及びピンの固定構造。α>β,D>d1+d2(ただし、d1=D/2・ cosα、d2=D/2・ cosβ)
IPC (2件):
B62D 55/21 ,  F16B 21/18
FI (2件):
B62D 55/21 Z ,  F16B 21/18 Z
Fターム (5件):
3J037AA08 ,  3J037BA01 ,  3J037BB02 ,  3J037JA08 ,  3J037JA12

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