特許
J-GLOBAL ID:200903086829886631

合成樹脂製玉軸受用保持器及び玉軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小山 武男 ,  大田 隆史 ,  小山 欽造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-165555
公開番号(公開出願番号):特開2007-198583
出願日: 2006年06月15日
公開日(公表日): 2007年08月09日
要約:
【課題】複数の柱部15、15の一端部が他端部に対して径方向外側に大きく変位する態様で弾性変形する事を防止できると共に、各ポケット16、16に対する潤滑油の給排を効率良く行なえて、しかも深溝型玉軸受にも組み込める合成樹脂製の保持器13を実現する。【解決手段】上記保持器13を、一方のリム部14及び複数の第一素柱部24、24を備えた第一素子22と、他方のリム部14及び複数の第二素柱部26を備えた第二素子23とを、互いに組み合わせる事により構成する。又、完成後の各ポケット16、16の断面形状を、円弧部と直線部とを組み合わせた形状とする。この様な構成を採用する事により、上記課題を解決する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
全体を合成樹脂により造られて、互いに同心に且つ軸方向に間隔をあけて設けられた1対の円輪状のリム部と、それぞれがこれら両リム部の互いに対向する内側面同士の間に円周方向に関して間欠的に設けられ、それぞれの両端部をこれら両リム部に連結した複数の柱部と、それぞれが円周方向に隣り合うこれら各柱部と上記両リム部とにより四方を囲まれた部分に設けられ、それぞれの内側に玉軸受を構成する玉を転動自在に保持する複数のポケットとを備えた合成樹脂製玉軸受用保持器であって、1対の素子を互いに組み合わせる事により構成しており、このうちの一方の素子は、上記両リム部のうちの一方のリム部の内側面に、それぞれが上記各柱部のうちこれら各柱部の一端から長さ寸法が1/2を越える部分である、各第一素柱部を一体に固設すると共に、これら各第一素柱部の先端面に、それぞれ係合部と被係合部とのうちの一方の部位を設けて成るものであり、同じく他方の素子は、上記両リム部のうちの他方のリム部の内側面に、それぞれが上記各柱部のうちこれら各柱部の他端から長さ寸法が1/2未満の部分である、各第二素柱部を一体に固設すると共に、これら各第二素柱部の先端面に、それぞれ上記係合部と上記被係合部とのうちの他方の部位を設けて成るものであり、上記各第一素柱部の先端面と上記各第二素柱部の先端面とを、上記各ポケットの内面と上記各玉の転動面との間に存在するポケット隙間分の、これら各ポケット内でのこれら各玉の変位に関わらず、これら各玉の転動面が当接しない位置で互いに突き合わせると共に、上記各被係合部に上記各係合部を、それぞれ上記両リム部同士が互いに離れる方向に変位するのを阻止する状態で係合させており、且つ、上記両リム部の径方向と直角な方向に関する上記各ポケットの断面形状を、これら各ポケット内に保持する玉の転動面と同方向に湾曲した円弧部と、直線部とを含む形状としている、合成樹脂製玉軸受用保持器。
IPC (2件):
F16C 33/38 ,  F16C 19/06
FI (2件):
F16C33/38 ,  F16C19/06
Fターム (11件):
3J101AA02 ,  3J101AA32 ,  3J101AA42 ,  3J101AA52 ,  3J101AA62 ,  3J101BA34 ,  3J101BA45 ,  3J101BA50 ,  3J101FA31 ,  3J101FA32 ,  3J101FA44
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 玉軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-011967   出願人:日本精工株式会社
  • 合成樹脂製保持器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-152262   出願人:NTN株式会社, 中西金属工業株式会社

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