特許
J-GLOBAL ID:200903086906211774

金属板のかしめ接合方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加川 征彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-267207
公開番号(公開出願番号):特開平5-076962
出願日: 1991年09月18日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 重ね合わされた2枚の金属板を簡単かつ能率的にかしめ接合する。【構成】 先端面17bが凹面状の突き出し刃17を持つ突き出しロール15と底面18bが凸面状の受け溝18を持つ受けロール16との間に2枚の金属板1,2を通板する。2枚の金属板1,2の重ね合わせ部11に切り込み線を入れると同時に押し込み,かつ切り込み線間部分Aをすえ込み加工し展延する。断面凹形の切り込み線間部分Aが得られる(図6はこの第1工程を示す)。続いて,突出部付きロールと円筒状ロールとの間に通板する。先の切り込み線間部分Aが突出部付きロールの突出部と円筒状ロールとで挟圧され,フラットに曲げ戻される(第2工程)。切り込み線間部分Aの幅が広がるので,この部分は打ち抜き穴から外れず,2枚の金属板1,2が堅固に接合される。
請求項(抜粋):
重ね合わされた2枚の金属板をかしめ接合するかしめ接合方法であって,対向する1対のロールの外周にそれぞれ設けた先端面が凹面状の突き出し刃とこれに対向する底面が凸面状の受け溝とにより,この1対のロールの間を通板される重ね合わされた2枚の金属板に,ほぼ金属板送り方向をなす適宜の長さの2本の切り込み線を入れると同時に切り込み線間部分を板厚2枚分以上押し込み,かつ,切り込み線間部分を前記突き出し刃の凹面状の先端面と受け溝の凸面状の底面とですえ込み加工して,切り込み線間部分を断面凹形に曲げかつ展延する第1工程と,対向する1対のロールの一方のロールの外周に設けた,前記切り込み線間部分を押圧可能な先端面がフラットな突出部と,他方のロールの円筒状外周面とにより,この1対のロール間を通板される重ね合わされた2枚の金属板の前記断面凹形の切り込み線間部分をフラットに曲げ戻す第2工程とを有することを特徴とする金属板のかしめ接合方法。

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