特許
J-GLOBAL ID:200903086923104752

振動遮断接続機構

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-351198
公開番号(公開出願番号):特開平9-177875
出願日: 1995年12月27日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 加振源より発生される振動エネルギの工学的構造物への流入を、動吸振器(ダイナミックダンパ)のように新たな自由度を構造物の振動系に附加してその振動特性に有害な複雑化をもたらすことなく、効果的に遮断して、構造物主要部の振動を除去・抑制する。【解決手段】 加振源からの振動力の伝達経路となる弾性接続要素(弾性強度部材すなわち直列バネ)に慣性接続要素(直列慣性)を併合することにより、振動遮断特性を有する接続機構を構成し、振動エネルギの構造物主要部への流入を遮断・抑制する。
請求項(抜粋):
2構造物A,B(あるいは1構造物内の2つの部分構造A,B)の特定の2節点の、それぞれ1つの節点変位成分qA ,qB の間を、2種の接続要素すなわち弾性接続要素(それを代表するバネ定数をkS として、qA 〜qB 間に、位置エネルギU=1/2 ・kS (qA -qB )2を蓄積する特性を有する要素)および慣性接続要素(それを代表する慣性定数をmS として、qA 〜qB間に、運動エネルギ【外1】を蓄積する特性を有する要素)とにより連結し、静荷重に対してはバネ定数kSによる接続剛性を与えると同時に、何等かの加振源により誘起された定常または準定常振動状態において、前記静荷重により作用する接続力に重畳される振動成分に対しては、その加振円振動数ω(rad/s)に対応して、前記2定数ks,ms を【数1】の関係を成立させるごとく調整することにより,前記2接続要素を通しての接続力の振動成分を相殺させ、前記2節点間の振動力の伝達を完全に遮断もしくは効果的に抑制することを特徴とする振動遮断接続機構。
IPC (2件):
F16F 15/02 ,  E04H 9/02
FI (2件):
F16F 15/02 C ,  E04H 9/02
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭55-159348
  • 特開平4-307142
  • 特開平3-000335

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