特許
J-GLOBAL ID:200903086943460342

産業車両用揺動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179595
公開番号(公開出願番号):特開平11-020441
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 作動油温の上昇に基づく油圧の異常上昇による油圧シリンダの破損を防止し瞬間的に加わる負荷により発生する油圧を保持する。【解決手段】 車体フレーム1と後輪車軸2との間に設けた複動型の油圧シリンダ6には両油室R1,R2間における作動油の流通を制御する電磁制御弁10を設ける。電磁制御弁10には所定の揺動制御条件に基づいて電磁制御弁10を制御する制御ユニット17を接続する。各油室R1,R2は絞り弁15及びリリーフ弁16を介して蓄圧器14に接続するとともに逆止弁13を介しても蓄圧器14に接続する。リリーフ弁16は、油室R2から排出される作動油の油圧がシール部材の耐圧よりも低く荷役時に連続的に加わる油圧の最大圧よりも高い最大許容圧を超えるときに作動油を蓄圧器14に逃がしてその上限を最大許容圧に制限する。絞り弁15は、油室R1に発生する油圧のがリリーフ弁16への伝達を制限する。
請求項(抜粋):
車体フレームに対して車軸をロール方向に揺動可能に支持した産業車両において、前記車体フレームと車軸とにそれぞれ連結され、車体フレームに対する車軸の揺動にて伸縮動作されてその油室の作動油を給排する油圧シリンダと、前記油圧シリンダの油室に接続され、該油室の作動油の給排を許容又は規制する電磁制御弁と、所定条件に基づき前記電磁制御弁を制御して前記油室の作動油の給排を規制する揺動制御手段と、前記油室の作動油の油圧が所定圧以上となるように作動油を同油室に供給するとともに、該油室からの作動油の流入を阻止する蓄圧手段と、前記油室と前記蓄圧手段との間に設けられ、前記油圧シリンダの伸縮動作により該油室から排出される作動油の油圧が、前記油圧シリンダの最大耐圧よりも低く、かつ、油圧シリンダの作動が規制された状態で荷役時に同油圧シリンダに連続的に加わる負荷により前記油室に発生する油圧よりも高い油圧に設定された最大許容圧を超えるときに、その作動油を前記蓄圧手段に逃がして油室側の油圧の上限を該最大許容圧に制限する圧力逃がし手段と、前記油室と前記圧力逃がし手段との間に設けられ、該油室に発生した油圧が該圧力逃がし手段に伝達されるときにその油圧を制限する油圧制限手段とを備えた産業車両用揺動制御装置。
IPC (2件):
B60G 17/005 ,  B60G 9/02
FI (2件):
B60G 17/005 ,  B60G 9/02

前のページに戻る