特許
J-GLOBAL ID:200903086977866712

希土類磁石合金粉末の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-117717
公開番号(公開出願番号):特開平6-081009
出願日: 1993年04月20日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【目的】 iHcと(BH)maxを向上させ、5kG以上の残留磁束密度Brを有し安定した工業生産が可能なFe3B型Fe-Ni-B-(R,Dy)-M系磁石粉末の製造方法の確立とハードフェライト磁石の代替えとしての高性能ボンド磁石を安価に提供すること。【構成】 希土類元素のR(RはNd、Prの1種または2種)の1部をDyにて置換した特定組成のFe-Ni-B-(R,Dy)-M(Ag,Al,Si,Ga,Cu,Au)系合金溶湯をアトマイズ法にて急冷し実質的に90%以上をアモルファス組織となし、500°C以上から1〜10°C/分の昇温速度で昇温した後、550〜700°Cで30秒〜6時間保持する熱処理を施して、Fe3B型結晶構造相を主相として特定量のNd2Fe14B型結晶構造相を有し、iHc≧4kOe、Br≧7kG、(BH)max≧8MGOeの磁気特性を有する磁石合金粉末を得る。
請求項(抜粋):
組成式をFe100-x-y-zNixBy(R1-aDya)z (但しRはPrまたはNdの1種または2種)と表し、組成範囲を限定する記号x、y、z、aが下記値を満足する合金溶湯をアトマイズ法にて実質的に90%以上をアモルファス組織とした、平均粒径が0.1〜100μmの合金粉末を得、得られた合金粉末に500°Cからの昇温速度を1〜15°C/分で昇温して550〜700°Cで30秒〜6時間保持する熱処理を施し、Fe3B型化合物を主相とし、Nd2Fe14B型結晶構造を有する強磁性相を有し、平均結晶粒径が5〜100nmの微細結晶集合体を有する磁石合金粉末を得ることを特徴とする希土類磁石合金粉末の製造方法。0.01≦x≦2at%16≦y≦22at%3≦z≦5.5at%0.02≦a≦0.9
IPC (5件):
B22F 9/08 ,  B22F 1/00 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053 ,  H01F 1/08

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